映画

あの頃。

くだらなくも愛おしい仲間たち。
デビューすぐのモー娘。を栄にあった日産ギャラリーのラジオの公開放送をたまたま通りかかって見たことがある。
オタクが流行り出した頃できっと今では四十代のいいおじさんになってるのかな。
わたしはモー娘。よりも押しの名前を連呼していたちょっとキモい男の子達にクギ付けになっていた。
何かにドハマりするものがあって共有する仲間がいる。
悶々とした日常が楽しくなればいいなぁ…と。

もちろん仲間は永遠じゃない。
それぞれの人生があって大切ななものも違ってくる。
それでも思い出だけは永遠だ。
「あの頃。は楽しかったね
いつまでも変わることなく元気でいてね」
と願っている。

♪いつもいつも思ってたサルビアの花を~
あなたのいない部屋に投げ入れたくて~

優しい映画です。

すばらしき世界

草彅くんの映画から自粛していたけれど西川監督作品だけはどうしても映画館で観たかった。
役所さん憑依してました。
絶版された原作「身分帳」も復刊された。

満期で出所した男は持病があり生活保護を申請する。
働きたくてもこの世界は冷たい。
どこまでも真っ直ぐな男は見て見ぬ振りができず歯止めがきかない。
それに堪えて理不尽な社会に溶けこめるか…。
すばらしき世界(心安らかな居場所)は見つかりましたか。

映画のあとで最果タヒさんの詩に触れてきた。
「われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。」
その時々のわれわれを肯定してくれる詩が好き。
肉眼ではなかなか見えない六等星。
でもそこに確かに在る六等星でいたい。
距離を守るべく何もなかったかのように。

ミッドナイトスワン

草なぎ君の映画(ミッドナイトスワン)を観てきた。
身体は男性で心は女性の難しい凪沙の役。

少女だったころの夢は浜辺で海パンではなくスクール水着が着たかった。
もう一人の少女一果は理不尽が溢れると自分の腕に歯を食い込ませる。

凪沙はトレンチコートにハイヒールでふらふらになって歩く。
頭痛に吐き気に脂汗はホルモン注射の副作用だ。
戸籍上も女性になるには生殖機能があってはいけないことを知らなかった。
ショーパブでは白鳥の衣装で踊り手術をするためにガラスビンに御ひねりを貯めている。
新宿では当たり前の光景なのか誰もがほっておいてくれる。
そして姪の一果を預かることになった凪沙は女になり母親になりバレエを習わせたいと願うようになる。
ハッピーエンドもいいけれどバッドエンドのほろ苦さはそれ以上に心を揺さぶる。
役者とセリフと映像と音楽どれもいい。予告編


郊外の平日の映画館は座席が一つ置き。
飲食も可能なのでホットを買う。
電動自転車で気ままに通えそうだ。

お友達から映画(浅田家!)に付き合ってとラインがきた。
スマホに変えたのでいろいろできるようになった。
チケットを予約したり交通機関を調べて送る。
一人の気ままな映画もいいけれどお友達との映画もわくわくして楽しい。

友達やめた。

あいち女性国際映画祭のHPでこのタイトルを見つけたときはドキッとした。
「友達でいられると思ってたの。」が最後の言葉だったことがある。
その言葉に傷ついたしこれからもその痛みを心の奥底に抱えていく。
そしてそう言わせてしまうぐらい傷つけていた。
わたしの常識は友達にとっては非常識でわたしの普通に我慢の限界を感じたのだから。
そもそも違っているからその友達が頼もしく時にはらはらして大好だった。
お互いの違いを認めて支え合えるのが友達だと勘違いしていたのはわたしだ。

友達やめた。は友達になったものの自分との違いに葛藤する監督とまあちゃんのドキュメンタリーだ。
まあちゃんはすごいなあ。
撮りたいと言われていいよと承諾したのだから。
あやちゃん(今村監督)から必要とされたことがうれしいし断わるのもめんどくさいそれだけで。

今村監督は耳が聞こえない。
まあちゃんは音に過敏で手話での会話を好んでいる。
手話には「はい。」か「いいえ。」しかなくまどろっとこしくないのがいいそうだ。
まあちゃんは電話が苦手で監督が電話リレーサービスで問い合わせをしていた。
旅先で人に尋ねることが出来ないまあちゃんは下調べをプリントアウトしていた。

「耳が聞こえない人に聞こえるように努力しなさいとは言わないでしょ。
わたしに努力が足りないと非難するのはそれと一緒だよ。」
ちょっとだけわかった気がした。
映像のプロで常識人の監督よりもまあちゃんの気持ちがわかってしまう。
はたかれるのはさすがに嫌だけど人のお菓子を食べちゃうのは好きなのねと思うだけだ。
(目の前にいつまでもお菓子が残っていると誰かのものという概念がなくなり食べてしまうそうだ。)
いただきますを言わなくてもおいしく完食するほうが気持ちいい。
監督の感情の起伏が映像への情熱に繋がり、まあちゃんは淡々と撮られていてそれがとても繊細で深くてかわいくて主演女優そのものだった。

今日は舞台挨拶もあるということでどうしても行きたかった。
「友達やめた。←でも友達。」ラストシーンに胸が熱くなった。
友達とは厄介で尊い。
そして監督とまあちゃんが登場した。
耳の聞こえない監督がしゃべり耳も聞こえるししゃべることも出来るまあちゃんが手話で通訳している。
これ以上の友達がいるだろうかとうらやましくてたまらなかった。
映画は監督の目線だけどパンフレットにはまあちゃん目線の日記が載っている。
パンフレットを買ってサインをしてもらった。
「名前を書いてください。」と監督に言われて出された紙に「まーちゃん」と書いた。
「わたしもまーちゃんです。御近所さんです。」とまあちゃんに伝えるとそれを監督に手話で通訳してくれた。
きっとまあちゃんは返事に困ってしまったことだろう。
まあちゃんのサインもかわいい。
どうもありがとう。

夜空はいつでも最高密度の青色だ

ずっと観たかった映画をGYAO!で観る。
これを奇跡と呼ばなくて何を奇跡と呼ぶんだろう。
最果タヒの詩がアートになりそして「夜空はいつでも最高密度の青色だ」が映画化。

美香と慎二は偶然に何度も出会う。
恋の始まる前が一番好き。

いつも死と隣り合わせの美香。
片目でしか見れない慎二。
お互い不安でたまらないからしゃべり続ける。
「そっかー。」
なんて優しい言葉なんだろう。
時々どきどきしてラッキーと思う。
幸か不幸かそうやって死ぬまで生きるんだ。
ざまあみやがれ!のチャックおじさんがいいんだなあ。


ワキ汗かいて気にして、わたし生きてる
目を逸らして、いつもの作り笑顔
みんな同じでしょ、ここは東京
でも頑張れ頑張れ

二年前に発病して頑張っている人がいる。
でも頑張れが心に染みることもある。
彼女が諦めない限りわたしもワキ汗かいて頑張る。
まりりん

まーちゃん

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