雑貨屋さんの本棚が好きだ。
わたしの大好きな作家さんがセレクトされていてその背表紙を見てるだけでうっとりする。
単行本文庫本と別けていないところもいい。
あんな風に並べてみたいなあとダスキン片手にほこりを落とし一冊づつ手に取っている。
ぱらぱらめくる衝動を抑えつつ、日常の物語をそっと愛でる。
次女の残していった猫村さんもまるちゃんもわたしのコレクションに加わった。

最近夫婦で開かずのダンボールの整理を始めた。
子供たちも家を出て10年過ぎたし処分しても許してくれるだろう。
この家に引っ越してきて20年ずっと納戸に寝かしてきたものもある。
(三つのランドセルはすでに劣化していた。)
お互い自分のものには愛着があるから相手のものには口を挟まないでいようと努力している。
月曜日と木曜日は可燃ゴミ。
不燃ゴミと廃品回収と粗大ゴミは月一回。
朝は無理なので日付が変わる頃に集積場を徘徊しているので夜逃げ屋のようだ。

断捨離って60代でやるべきかもしれない。
もちろんお気に入りは無理して捨てるつもりはない。
思い切れるものでも処分するのは案外体力も気力も精魂使い果たしへとへとになる。
重いものを運ぶにも一人では無理だと気がつくと会話も増えていく。
お互いタイミングがあるからそこも無理強いはしない。
なんやかやと意地っ張りなところが似ているかもと最近気がついた。

ゴミ回収で火災が増えているニュースを耳にする。
きっと今年はどこの家庭でも同じようなことをしているのだろう。
家の人との共同作業は佳境に・・・。