朝一番、駅のシャッターがあく。
ゆっくり座って仕事に向かう。
駅で顔を合わせる面々は名前も知らない。
清掃に市場に駐車場に向かうのは七十代シルバーパスの始発組み。
配送業に調理師の若者。
昨日は飲食業帰りの人もいた。
泊まりの駅員さんが四箇所のシャッターを開けてエスカレーターを動かす。

先日、大きなリュックを背負って始発電車を利用した。
電車を乗り継ぎ白み始めた空を車窓から眺めながらわたしはお山に向かう。
5時30分の始発は駅のホームで待っていてくれる。
最寄駅は始発駅ではないけれどその一本だけは始発。
普段は徒歩通勤だから公共交通機関はわくわくする。

朝ドラ見て洗濯物干してさあ今日も楽しんで頑張ろう。
テーマ曲は大貫妙子。
それだけでうきうきしている。