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西原さんが好きだ。
品はないけど好きだ。
反抗期の娘さんに贈る本はわたしの言いたいことであふれている。

「ありがとうとごめんなさいが言えれば人生渡っていける。」
「選びたいものが二つあったら、二つとも選んでいいんだよ。ただしバランスが大切。」
「嫌なら戦わずに逃げるのが勇気だよ。」
「自分で欲しいものは自分で働いて買おう。」
わたしはそう子育てしてきたし自分でも実践してきた。
わたしには自慢することなんてないけれどそれだけは胸を張って言える。

西原さんは母親は元カレだと心得るべしとおっしゃっています。
新しい彼ができたら元カレは鼻くそ。
手を振り払って歩きだそうとしているのに母親が心配だからと止めるのは存在意義を示したいだけ。
うざい元カレではなく万一傷ついて戻って来た時は、優しく迎えてあげればいい。
くれぐれもすがるべからずです。

かもちゃん(西原さんの元夫)はアルコール依存症だった。
壮絶な子育てをしてきた西原さんは依存症の人からは逃げてと言う。
借金してまでパチンコするのはギャンブル依存症。
飲酒運転をする人はアルコール依存症。
浮気を平気でする人も暴力を振るわなくても生活費を渡さない人も立派なDVだ。
話し合いで解決できるものではなくむしろ話し合いという名目で指導してやってると暴言を吐き続けられることになる。
だから逃げるための軍資金は自分で稼がなくてはいけない。

母と娘はだんだん似てくる。
情が深くて意地っ張りだ。
自分で考えて自分で選ぶ。
夢は簡単には叶わない。
転んでもすくっと立ち上がりそれが経験になっていく。
泣くのは優しい人のありがたみが心に染みるときだけでいい。

追記
隣県で女子大生の事件があった。
母性が芽生えるから悩んで当然だけど刻々と時間は過ぎる。
優しくて期待された女の子ほど親を悲しませたくないからと自分だけでなんとかしようとする。
親は世間体なんてどうでもいいし順番なんかどうでもいい。
むしろ祝福されるべきことだと認識を変えて欲しい。
王子様は変わるし壊れることもある。
だから無職で母親だけにはなってはいけない。
そのためには学歴も資格も大切だ。

娘が休学を願い出たときに学長が「おめでとう。待ってるからね。」と言ってくださった。
わたしはまだおめでとうと言ってなかったことに気付かされた母親だった。