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エイミーを観た。
薬物に溺れ、お酒に溺れ、恋に溺れたエイミー。
破滅に向かう彼女は年増ではなく幼子のようにおびえていた。
本心しか歌わないと強気なエイミーの歌声だけは本物だった。
その歌声に魂を揺さぶられながら苦しくなった。
彼女はただ歌いたかっただけだし、愛されたかった。
有名人になり群がってくる人たちに崇められたり残酷なまでに落とされたり・・・。
逝き急いだ歌姫の人生の一端を知る。

寝苦しい夏の夜にエイミー・ワインハウスをゆったりとしんみりと聴こう。