がま口作家のカクカメさんからDMが届いたのは八月初旬。
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京都に行きたい思いがどんどん募る。
この時期ならお仕事も落ち着いてるしわがままも聞いてもらえそう。
九月になったばかりなのに秋の長雨。
そう奇跡の二日間だったのです。


いつも待ち合わせは京都駅。
わたしは新幹線、お友達は高速バスでやってくる。
バス一日乗り放題キップと一緒にもらえる地図を片手に旅が始まる。
最近はお友達がスマホでさくさく検索してくれる。

すでにカクカメ展は整理券が配られたようで順番待ち。
二階から両手に作品を抱えてお客さんが降りてくる。
「うわ~素敵。」
みんなで一点ものの作品を覗き込む。

好きな作品と似合う作品は違う。
「まーちゃんらしくない。」
「まーちゃんはこっちが似合う。」
ちゃんとわたしの好きなものをわかってくれていて気に入るとヘビーローテーションになるわたしを見越してもくれている。
散々迷ってずっと欲しかった11かばんと携帯がまを購入。
肩こりなので取っ手を変えてもらう。

京都市美術館ではさっそく11かばんを肩にかけて鑑賞。
いい感じ。
マグリットは空いていたけどルーブルはさすがのにぎわい。
近代的な美術館も好きだけど歴史のある美術館はもっと好き。
作品もだけど天井ばかりに見とれていた。
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二日目はさわやかな朝ではじまった。
お土産を物色してから念願のガラスの茶室に。
タクシーの運ちゃんもよくわからずに電話をかけながら到着。
行き過ぎて余分に走ったけれど料金はしっかり取られた・・・。
それでも連れてきてもらえただけでありがたい。
来春までの限定の「ガラスの茶室」は大文字さんが五つも見えるロケーションにある。
しあわせだ。
ただただしあわせだ。
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言葉にするよりその場所に行ってこそわかることがまだまだ待っている。
しかも週末限定の臨時バスの運行初日。
五条坂で降りてそっと手を合わせる。
「おばあちゃんのすぐ近くまで来たよ。」と。

そして河井寛次郎記念館に。
冊子に素敵なことが書かれていた。
「驚いている自分に驚いている自分」
何かの美、何かの感動、何かの驚き、何かのやすらぎを覚えるわたしでずっといたい。