やっと身体がゆるみだした。
本来のわたしに戻ったようだ。

静かな平日の家が好きだった。
お昼前に車で行くカーブスが好きだった。
その帰り道ジャージのままで図書館に立ち寄るのが好きだった。
お気に入りの洋服を着て木曜日のレディースデイの映画館に行くのが好きだった。
晴れたらお散歩をして雨が降ったら読書。
そしてパートの仕事が大好きだった。
家事はどっちみち手抜きだけどそんな生活を取り戻した。

父の日も泊まりで行けたのでゆったりと過ごせた。
母はしゃべり続け父は世話を焼きわたしはあえてしてもらうだけの娘でいた。

今のわたしの年齢は中年の最盛期と呼ばれるらしい。
そして辿りついた願いが無事で面白く。
無事でいるには無理をしない。
知らないからわくわくして面白い。
わたしがそう過ごすことで家族もそうであったらいいな。