昨日はかーくんの試合に付き添った。
バドミントンの小学生の大会。
個人戦での試合は十五分ぐらい。
それ以外はチームを応援したり線審や点数めくりの役割もある。

ヘタレのかーくんのこと。
負けてしょげて涙を浮かべていた。
いつも指導してくれているスポーツ少年団の先生が抱きしめてくれるけれど照れくさいのかふてくされている。
「ちゃんと先生の目を見て話を聞かなくちゃ。」
激を飛ばすわたしに隣で応援してくれていたよそのお父さんが話しかけてくれた。
「彼はちゃんとわかってますよ。
少しづつ成長しています。」

そんな中チームメートがかーくんの背中を黙ってそっとさすってくれていた。
負ける悔しさを知っているから優しい。
その光景に涙がこみ上げてきた。

その後はあっけらかんと走り回るかーくん。
お兄ちゃんになったら少しはしゃんとするんだろうか。
でもその子供っぽさも出来の悪さも可愛くてたまらない。

その会場では長い待ち時間でも携帯やゲームをしている子が一人もいなかった。
昔は当たり前だったのにそのことがむしろ新鮮で感心した。
場所をわきまえているのはむしろ子供たちの方。
携帯で試合の動画を撮っていたわたしはちょっと反省した。
・・・でも宝物。

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