旅先でおみくじを引いたら人生初の凶だった。
ひやっと顔がこわばるのがわかる。
所詮おみくじ、吉が出れば凶も出るって当たり前なことなのに。
そこで納得したくないのでもう一本引いたら今度は吉だった。
それでいいかどうかはわからないけれど二枚まとめて結んだ。

凶が出たのはお気をつけ遊ばせとのシグナル。
それもちゃんと受け止める。

誰かのしあわせを願うことができることがしあわせなんだなあと最近感じている。
欲張りもせず驕りもせずありのままの今を楽しむことが出来ているからこそそう思える。

「日本一を二つも見ちゃったね。」
そうお友達に言われてうれしさが蘇った。
隅田川のほとりで見たスカイツリーが朝目覚めて新宿のホテルからも見えた時。
江ノ島から富士山が見えなくて残念がっていたら翌朝七里ガ浜のホテルから江ノ島と並んで富士山が見えた時。

連日の二万歩越え。
東京在住のお友達が希望を叶えてくれた。
浅草では念願のもんじゃを食べ渋谷でハチ公触れて恵比寿のシャンデリアも見ることが出来た。
鎌倉では大仏の胎内に入り鳩サブレ本店でグッズを買うことが出来た。
好奇心旺盛なわたし達に合わせてゆるいスケジュール。
阿吽の呼吸でわかってくれるお友達がいるってありがたい。