バンクシーはストリートアートの世界では有名らしい。
夜な夜な壁に絵を貼り付ける。
街がバンクシーのキャンパス。
そこにバンクシーを崇拝するティエリーが一夜で消えるストリートアートを残すためにカメラを回す。
そしてアートに目覚めたティエリーは金に物を言わせて最高にむかつくパクリ男MBWとして活躍していく。
MBWがバンクシーを利用したと思ったけど朝起きたら利用していたのはむしろ映画を作ったバンクシーだと気がついた。

アカデミー賞長編ドキュメンタリーノミネート作品。
バンクシー監督のアートの現状を皮肉った作品は独創的で面白かった。
そしてオレンジの空気人形で政治や軍への皮肉も込める。

評判はたいがい作為的なもの。
心で感じたいからわたしは映画を観る。
バンクシーにもしかしたらわたしもまんまとはめられたのかも。

昨年のトリアンナーレはまさに現代アートの祭典だった。
わたしは会場を歩き回り体験した。
良し悪しはわからない。
わたしの基準は面白いかどうか。
それでいいのだと。
アートラボあいち本日オープンのニュースがめぐる。

音楽がいかしていた。
映画館でポスターをもらった。
赤いスプレーペンキで書かれたイグジット・スルー・ザ・ギフトショップの文字。
こちらはいかしてないなあ。
やっぱり落書きにしか思えない。