岡本太郎と敏子。
戸籍上は父と養女の関係だった。

岡本敏子が小説を遺していた。
これが彼女描くの理想の男と女の関係だったのだろうか。

戸籍にはこだわらない。
男の生き様のそばで輝きまた輝かせる女。
男がいなくなった後も彼の意志を感じ受け継ぐ女。

夫婦は紙切れの関係。
どちらかが思いやりを忘れたら戸籍上は解消しなくても心の中で解消させられることもある。
でも親子は永遠に親子だ。
太郎は敏子に永遠を求めたのだろうか。

実質は恋人であり夫婦であっても世間的には父として師として、それとも娘とは仮で母のようにただ甘えたかったのかも・・・。
敏子は女として本心ではどう思っていたのだろう。


わたしには理想の夫婦がある。
風のように生きた白洲次郎と生活の中に美を追い求めた正子。
二人の残した武相荘にきっと行く。
(もちろん渋谷駅コンコース経由で・・・。)

「君は僕の発想の泉であり 究極の理想だ」
(次郎のプロポーズ)