♪流行おくれの恋の歌
今も君は口づさむ
季節はずれの風が吹く・・・・・

これは、これは火の玉ボーイじゃん。
映画館でみた予告編。
この歌を聞くだけでもいいから観たい。
孤独な男二人が東京を散歩するロードムービーです。
原作は藤田宜永のミステリー「転々」。
大好きなお話です。

土地の名前が出てくるっていいですね。
その土地を知らなくても歩きたくなってしまう。
東京に住んでいる人がこの映画をみたらたまんないだろうな。

そんな訳で昨日はお天気がよかったので無性に散歩がしたくなった。
下駄箱からVANSの運動靴を引っ張り出す。
猫のように直線で歩いてみる。
お墓を通り抜け、住宅街をぎざぎざに進み、公園を突っ切って大通りに出る。
いつもは車で通り過ぎる道が歩いてみると怖かったりする。
橋を渡り風を感じる・・・けどあぶくの川は臭い。
でもそこにもブルーシートのおじさんたちのお布団が干されている。
朝晩はこれからきついだろうなと心配になる。
図書館まで片道20分ちょっと。
お散歩にちょうどいい距離じゃん。
カードを作り文庫本を三冊借りる。
ついでに新刊を申し込む。
なんと八人待ち。
来年になるそうだけど、すんなり読めないのも楽しみ・・・。
帰りは近所の農家の人たちが野菜や卵を持ち寄っているお店をのぞいて粒の揃わないみかんと生みたての小さな卵を買う。
家にたどり着くと二時限目をさぼった息子が起きていた。
「卵かけご飯食べる?」