本屋さんで立ち読みをしていたら胸が痛くなり鼻をかんでいたまりりんです。

スーパーサラリーマンだったツレが突然別人に変わってしまう。
体の病気だったらお薬を飲んだり手術をすればいい。
でも心の病気は先がみえない。
ちょっとした言葉で傷つきこだわるのでその家族まで気を使いすぎて疲れ果ててしまう。

この題名は仕事に行けなくなってしまったツレに代わって生活を支えるために漫画家である貂々さんが出版社に仕事をもらうための営業の言葉だそうです。

たまたまツレは家事が楽しみでそれがリハビリになり子供もいなかったので無理せずお互いのペースを保って乗り越えた純愛コミックです。

結婚式の時にこう誓います。
「健やかなる時も病める時も・・・。」
その言葉の重み。
信じあい支えあう重み。

ほぼ完治したからこの本を出せたのでしょう。
うつになってツレは微妙にやわらいだ違う人になりましたと書かれています。

自分と向き合える人生の夏休み。

お知り合いの中には違う世界に逝ってしまった人、二十年近く患っている人もいます。

病みは闇なり。
小さなつまずきに導かれた誰にでも起こりうる病気。

その辛さを理解したり想像する事は経験した人でさえ困難だといいます。

それでもやっぱり生きていきましょう・・・と伝えたい。


『ツレがうつになりまして。』

細川貂々 著