2020年06月

グレイヘア

昨日、山里からズッキーニが届いた。
さっそく冷蔵庫をごそごそしてお料理。
豚肉にトマトにピーマンにえのきがあった。
検索したらレシピを教えてくれるいい時代だ。
味噌炒めにスープにナムルにしてみた。
そして今日はシンプルに焼き色をつけて塩コショウでいただいた。
明日は中をくりぬいてベーコンやたまねぎと炒めてとろけるチーズで焼いてみよう。

いつもお任せでお世話になっている美容院。
そろそろグレイヘアにしませんかとアドバイスを受けた。
五週間に一度の白髪染めはしばらくは変わらないけれどグレイに染めることで伸びてきた白髪も目立たなくなるそうだ。
途中の四、五ヶ月我慢の時期があるらしい。
グレイヘアの素敵な人を見かけるときちんとお化粧をしておしゃれな人が多い。
ただの白髪のばあちゃんとの境界線に挫折する人もいるそうだ。
マスクで痒くなるので保湿以外はしなくなったしますます引き算人生に挑戦。

半年に一度お願いしていた縮毛矯正も次回からヘアーチューニングに変わるらしい。
こちらも楽しみ。

たおやかに受け入れる人生だ。 

ここひえ

四ヶ月ぶりに電車に乗って父に会いに行った。
日本酒を持っていくと「おお菊水か。」と照れていた。
あえて父の日を匂わせないところがお互い似ている。
会うたびに小さくなっていく父。
穏やかに長生きして欲しい。

帰りに母からテレビショッピングで買った小さな冷風機ここひえを持たされた。
冷房のない部屋で寝ている父とわたしを心配してお揃いで買ったらしい。
「父ちゃん、わたしとお揃いだって。」
そう言うと先週から使い始めた父はにこにこで使い方を教えてくれた。

今月はばたばたと忙しかった。
一難去ってまた一難。
家の人も一人では生きていけないと悟ったようだ。
「どう思う。」とわたしの意見もダメ出しをせず聞いてくれるようになった。
「駅まで送っていこうか。」なんて心配してしまうほど。
基本は一人、時々二人が老夫婦の極意だそうだ。
期間限定かもしれないけれど変われるときってあるんだなあ。

コロナはまだ終息したわけではないけれどつかの間の休息にほっとできた。
ここひえちゃんパソコンの前にちょこんとしています。
大好きな三月のライオンも無料配信開始だ。

ユーチューバー

小2のちびっ子の夢は週末ユーチューバーだそうだ。
とりあえずサラリーマンになって週末やりたいことをするらしい。

休校中の三ヶ月間は課題のプリントに四苦八苦していた。
習っていないことをするのだから教える方も大変だった。
「まーちゃん、なんだって。」の連続。
時間は午前と午後があってそれが変わるのがちょうど12時。
朝起きた時間は午前か午後か。
お昼ごはんの12時半の一時間前は何時何分かの前に午前か午後をつけて答えましょう。
今午後3時25分で5時までには何時間何分あるでしょう。
どんどんレベルが上がっていく。
やっと時計を見て何時何分かが時々怪しいけれど言えるようになったばかりなのに。
「これは予習だからわからなくていいよ。
学校が再開したら先生が教えてくれるから。
そうしたらそういうことかときっとわかるから。」
そう慰めていた。
そして定規を使って何cm何mm。
1mmが10個で1cm。
そこから急に3cm4mm+2cm8mmではプリントに大粒の涙をこぼしていた。
足し算も引き算も繰り上がりや繰り下がりがまだ怪しいのに・・・。
勝手にひっ算を教えてしまった。

国語も漢字の書き順を確認しながら教えていた。
間違って覚えていたり変わったものもあって勉強になった。
文章を読んでどんな気持ちだったか答えなさいはわたしも苦手。
どう思うかなんて模範解答を想像して答えるしかない。
「熊さんは友達の作ったブランコに乗りたくて、でも友達は熊さんは重いから壊れちゃうから駄目だと言う。
みんなと遊びたい熊さんはブランコに乗ったら案の定壊してしまう。
そしてみんなでもっと太い木を探しに行こうと月夜に山に登る。」
そんな突っ込みどころいっぱいのお話。
作者自身がどう思っているかわからないじゃん。
子供の頃からずっとそう思っていた。
物語を物語として楽しめば時々きらっとする言葉に出会える。
嬉しかったか悲しかったかどっちかなと助言するに留めた。

小1の時だったらもうやらないと泣き伏していただろう。
洗濯干してくるねと席をはずしたらしばらくして
「まーちゃん一問やったから見て。」とベランダに上がってきた。
それなりに成長してるなあと抱きしめたくなった。

全国のお母さん大変でしたね。
全国のちびっ子頑張ったよね。
子供さんが三人いればそれが三倍。
働くお母さんは週末に詰め込んでいた。

外にもなかなか出れないちびっ子の癒しはユーチューブだった。
そしてどうぶつの森。
水鉄砲のスプラトゥーンも格段に上手くなった。
わたしがパートで行けない日はそのおかげでのびのびお留守番が出来た。

最近わたしはエガちゃんにはまっている。
再放送のテレビ番組で充電バイクで目的地まで行くのに突如他所のお宅で充電をさせてもらうもの。
お世話になったご家族それぞれに挨拶していた。
「お母さんありがとう。
お父さんありがとう。
おばあちゃんありがとう。
おじいちゃんありがとう。
〇〇ちゃんありがとう。
〇〇ちゃんありがとう。」
そのお宅ではずっと正座をしていた。
普通の人でもありがとうだけで済ませてしまうところだ。
初めて登録してしまった。
いつもお世話になっている一回り年下の上司にちょっと似ている。

紫陽花のころ

ここ数年無法地帯と化している我が家の冷蔵庫に踏み込んだ。
期限切れを処分すると「ものを大切にしろ。」と言われるからずっとあきらめていた。
たぶん否定された気持ちになるのだろう。
定年後は毎日の惣菜の買い物と銭湯が唯一の楽しみ。
わたしが買ってくるものの入る余地はすみっこだけで姑に遠慮する嫁みたい。
せめて半分領地が欲しい。
でも今回ばかりはもっと食生活に気をつけてもらいたいと意を決して強行に出た。

お刺身についてくるわさびはどうして捨てれないんだろう。
人のことは言えないやと笑えてきた。
この季節の大掃除いいかも。
棚を全部はずしお風呂場で洗ってお日様に干した。

大好きなハンバートハンバートがご自宅のお庭に椅子を並べてたわいないおしゃべりをして突如演奏を始め歌っている。
「毛虫ってけっこう早いんだね。あーそう。」
お隣からこんな歌声が聞こえてきたら最高だ。
紫陽花が風に揺れている。

「おいしいね。まあまあだね。」
そんなゆるーい会話で暮らしてみたい。

離れ合う

行ける時に行きたい人と行きたい場所にリュック一つで旅をしてきた。
それをしてきたから今は身の丈に合った自転車で行ける範囲の生活も案外気に入っている。
自粛生活も再放送を録画して思い出とともに穏やかに過ごしている。

昨夜は寝れなかった。
お昼寝しても10時にはパタンと寝てしまうわたしにしては珍しい。
ちょっとでも心配事があると眠れなくなる。
そんな時はなるようにしかならないと諦める。

ちびっ子たちの学校も三ヶ月の長い春休みを越えて再開した。
コロナ禍でまだまだ油断はできないけれどこれからも付かず離れずで支え合おう。

日々は過ぎていき自然は変わることなくそこにある。
離れ合うから想い今日の無事を祈る。

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まりりん

まーちゃん

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