2019年05月

卒婚と言うらしい

家人が留守の間、料理にいそしんでいる。
わたしにとって料理も家事ももはや趣味だ。

先日二年ぶりに学生時代のお友達とお茶で集合し、夕食もしようと誘われて即答でいいよと応えたのはわたしだけだった。
みんな旦那さんに電話をしたり、夕食の支度があるからと帰っていった。

定年後の生活は家人が仕切っている。
子供たちは独立したし義父母も看取ったし主婦の役割はもういいかなあ。
命令されたり不機嫌な顔をされるのが何よりも苦手。
そのための距離感が大切。
最近では離婚も別居もしないのを卒婚と言うらしい。

友達は夫婦で海外旅行を楽しんでいる。
ライングループに最近写真がこないねと言ったら、毎月のように送るとひんしゅく買うでしょと気兼ねしていた。
聞いたこともない国や都市の名前を聞くのは新鮮な楽しみがあるよと答えた。
あまりにも生活レベルが違いすぎるのもいいものだ。
最近はどこのおばさんかと思ったと言われても「ありゃ」と納得している。
お化粧もしないし、リュック一つでどこでも出かけるし、おまけの人生は穏やかに楽しめればたいしたものだ。

彼女は頭が悪いから

9VSQ

彼女は彼が好きだった。
ただそれだけだ。
彼も彼女の純真さがかつては好きだったはずだ。
場を盛り上げるのが彼のためだとゲームでお酒を飲んだ。

東大生が起こした事件。
被害者はむしろ悪ふざけが過ぎた東大生だと世間は思った。
酔って深夜についていく方が尻軽だと世間は彼女を責めた。
東大フィルターがないとは言えない世間こそが加害者だ。

東大生協で一番売れている本。
東大生はどう感じるのだろう。
反論する前にヒヤッと思ってくれれば・・・。
最後にこう綴る。
東大ではない人間を馬鹿にしたい欲。
それが東大女子は参加できないインカレ。
どうして彼女が泣いていたのか彼らにも彼らを育てた親にも想像できない。

東大の祝辞でこの本が紹介された。
加害者にも被害者にもしてはいけないと思った。

姫野カオルコ 著

まりりん

まーちゃん

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