2018年09月

あの「おとちん」


無題

方向音痴なので初めての待ち合わせ場所には早めに行くようにしている。
昨夜の飲み会は順調すぎて30分も前に着いてしまった。
お茶するには時間が微妙だしと本屋さんで時間をつぶす。
そこですごいタイトルのを見つけて堂々とレジの列に並んだ。
いつもは「カバーどうしますか?」と聞かれればいらないですと答える。
ただ「お願いします。」とは言ったけれど。

朝起きるとずきんと頭が痛い。
次の日がお仕事だとセーブするけれど呑み仲間に恵まれつい楽しんでしまった。
久しぶりの二日酔い。
寝ていれば大丈夫だけど起き上がるといかん。
さっそくベッドの中でページをめくる。
真剣にこのタイトルをつけたんだなあとすぐにわかる。
このタイトルしかないとも。
私もタイトルに躊躇してはいけないけれど・・・。
(地下鉄の中吊り広告と同じタイトルにしてみた。)

いろんな夫婦の形がある。
世間はその事情を知らずに身勝手な親切心で正論を言いがちだ。
希林さん夫婦にもそうだったかもしれない。
偉大すぎる妻に気後れして素面では会えなくて夫は騒動を起こしてきたのかもしれない。
別居していても夫の寝室を用意していた希林さん。
マリア様のステンドグラスのはめ込まれたドアをみて懺悔室みたいだと恐れおののいていたそうだ。
おくりびとのもっくんと一人娘に看取られて夫には「どちらさまですか。」と言えただろうか。
愛情のある毒をわたしも吐きたい。

こだまさんは自分を表現することで救われネタにされたキングさんはそんな妻の作家としての才能を誰よりも秘かに賞賛しているに違いない。
妻が夫の秘密を黙認していたように。


あきらめていたら朧月が出ている。
ベールに隠れてゆらゆら揺れている。

グッド・バイ

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太宰治の最後の未完の小説
それが漫画になってドラマになった。
いよいよ来週は最終回。
グッドバイから始めようってなるかどうか。
五股男のどうしようもない後輩のタジマゲドン。
妻と子のためにきちんと清算したいと言われ、ほっておけない別所さんは妻のふりをして修羅場をくぐりぬけてきた。
その真実が明かされた時、別所さんは感情を押し殺して「グッド・バイ」と去っていく。
そもそも太宰はどんなラストを描きたかったんだろう。

カメラを止めるな!

320

原作だ原案だでにぎわせた映画。
ヒットしなかったら何事もなかったのだろうけど・・・。
とにかくめちゃくちゃ面白かった。
息をつめてしまうぐらいの緊迫感。
その伏線を種明かししていく上手さ。
無名の役者がとにかくすばらしい。
舞台から生まれ映画だからできた奇跡だ!
映画愛にどきどきさせられっぱなしだった。
いろんな偶然が重なって一体感となってぷるぷると笑顔で。
カメラを止めるな!
カット!と。


デッドエンドの思い出

ばななさんの本のあとがきに書いてあった言葉がずっと残っていた。
「これが書けたので小説家になってよかったと思いました。」
ばななさんの辛い出来事が小説として昇華されたのではと思ったからだ。
辛い出来事はとてもうかつにある日突然やってくる。
呆然とたたずむしかない。
心の中にある宝物のような大切なことを想像することが出来ない人に期待するのをやめたらやっと歩き出すことができた。
ばななさんは小説を書くことで。
わたしは小さな自立をすることで。

ばななさんの短編小説を韓国の女性監督が映画にした。
しかもロケ地は名古屋だ。
そのお披露目が先日映画祭で上映された。
袋小路にあるカフェ。
その二階で暮らした数日間の思い出。

マスターの西山君が取り戻してくれた車。
ユミが未練がましい思いを吐き出せたのは縁も縁もない数日間の隣人だったから。
助手席は指定席だったはずだ。
それが叶わなくなったのなら運転席でハンドルを握ればいい。
連れて行ってもらうのではなく自由に好きなところに。

以前の映画祭でボランティアをしていた。
フィルムの頃はチェックを兼ねた試写会が楽しみだった。
デッドエンドの思い出」のエキストラの方々も集まっていた。
わたしも係わりたかった。

永遠の三年生

お盆過ぎからみぞおち辺りに隙間風が吹いている。
さくらももこさんの訃報を知った。
永遠の小学校三年生の女の子のまるちゃんが本当に永遠になっちゃった・・・。
娘たちが買ってくる漫画やエッセイを読んできた。
だからあたりまえのようにまるちゃんは側にいた。
朝ドラのスズメちゃんの中にまるちゃんを重ねてしまう。 
半年振りに髪を切ったわたしはまるちゃんみたいだと言われて哀しくてうれしかった。
設置されたらまるちゃんのマンホールを探しに行こう。

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次女の嫁ぎ先から梨が届いた。
お友達にもお裾分け。
そのお返しに違う品種の梨をいただく。
今年の梨はとびきり美味しい。

まりりん

まーちゃん

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