お盆明けに京都に行く。
形から入るわたしが図書館で借りた一冊。
都は東京で京はもちろん京都。
中間にいる(ちょっと京都寄り)名古屋人としてはどちらも憧れだ。
子供の頃はそれほどでもなかったのに年々その奥深さに魅了される。
名古屋飛ばしという言葉がある。
行きたい展覧会もコンサートもスルーされる。
今日も日曜美術館でメアリー・カサット展をやっていた。
京都は秋かとそのすれ違いに地団駄。
日帰りも出来ないことはないけれど交通費を考えると躊躇してしまう。
それでもなんだかんだといいながらどってこともない名古屋に日常的な愛着を感じている。
京都や東京の大学に憧れながらもピンからキリまで大学はあるし兄弟が多ければ家計を考慮して自宅通学でと暗黙の了解がある。(もちろん高校まではできたら公立志向)
その分トヨタ系列でなければ就職は東京や大阪に出ることも多い。
結婚も派手だと言われるけれどそれは代々生粋の名古屋人や尾張人だけで価値観はいろいろ。
ちょっと外れてしまっても頑張っていればちゃんと見守ってくれる度量もある。
あたりさわりのない京都文化。
「考えときます。」と言うのは断りの言葉のようでわたしにはその空気が読めそうもない。
考えてくれてるんだと素直に待ってしまいそうで結局土壇場で断られてさみしい思いをしそうだ。
だから「えらいおあいそなしで。」なんて上級編はもっと使えない。
それでも京都人のように「そうどすえ。」と言えたらと物見遊山。