やっと図書館から下巻がまわってきた。
読んでいるうちにすっかり忘れかけていた物語が動き出す。
「僕は左足から生まれてきた。」
家族に振り回されそこから逃げてきたけれど救われたのもまた家族。
そんな歩の葛藤。
生きていくには自分の中の幹がいる。
それは敬謙深くなくてもいい。
どってことのないなんでもない、ふわっとした温かいもの。
わたしのサトラコヲモンサマもきっとある。
気がつかないほどごく身近に寄り添ってるはずだ。
物語が好きだ。
事件が起きなくてみっともなくてずるくてそれこそが小説だ。
そこに小さな希望を見出す。
サラバ!が文庫化されたら宝物に加えよう。
西加奈子はすごい。
まりりん
まーちゃん
カテゴリ別アーカイブ
月別アーカイブ
タグクラウド
記事検索
QRコード