つぶやきまりりん

群れない 慣れない 頼らない (堀文子)

2015年08月

この国の空

わたしが一番きれいだったとき
エンドロールで詩が流れる。

男にとって戦争は終わった。
女の戦争はそこから始まる。
そのことが静かに切なく心に染みる。
それでもたくましくしたたかに生きてほしい。

わたしが一番きれいだったとき
わたしもかたくなに恋をした
からっぽだったから恋をした
損をするのは女だと後になってからわかるもの
どれだけ口をすっぱく言われたとしても
それが恋する女なの

この国の空」から何も降ってきてほしくない。
目に見えるものも目に見えないものも。

昭和の女は黒々として艶っぽい。
できれば長生きすると決めたはず。

彼は秘密の女ともだち

オゾン好きとしては見逃せない「彼は秘密の女ともだち」。
女ともだちとの居心地の良さはかけがえのないもの。

妻を亡くした男と、親友を亡くした女。
亡くしたもの同士が寄り添う。
ただその男には女装癖があったのだ。
ショッピングに付き合うことでどんどん女に目覚めていく。

社会的地位もお給料もあり料理も出来るイケメンな夫。
満たされているようで満たされないのはなぜなんだろう。
やさしくしてやってる。
理解してやってる。
贅沢させてやってる。
そのしてやってる感に酔っている男に女は敏感だ。
その繊細な部分をわかってほしいと望むことは無理かもしれない。

女友達のような男友達。
オゾン版赤毛のアンは秘密めいている。

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どんぶり金魚

我が家にずっと使っていない大きめのラーメンどんぶりがある。
(頂き物とはいえラーメンを食べるには重いし龍の柄がちょっとグロテスク)
図書館で手にとった時に思った。
あのどんぶりはこのためにあったのではと思うぐらいぴったりなのだ。
金魚がわたしの手から餌を食べてもっともっととねだってくれたらと思うだけでわくわくする。
只今、本を読みながら勉強中。

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残念経

言葉に救われることもあれば傷つくこともある。
言葉を吐いている本人はそれに気がつかない。
むしろそれが正しいことで教えてやっているんだからと恩着せがましい。
それに対して言い返せば相手の思う壺。
堰を切ったように罵声に怒声を浴びることになる。

そんな時心の中で「残念」と唱える。
どうしても係わらなくてはいけない時ももちろんある。
聞くのではない聞き流すのだ。
受けるのではなく受け流すのだ。

波風立てず飄々と過ごしたい。
それが健康の秘訣だ。
年老いた両親より一日でも長生きできれば悔いはない。






きのこ雲の下で何が起きていたのか

戦後七十年。
原子爆弾投下の三時間後の御幸橋で撮られた二枚の写真。
その写真が動き出した。
写っていたのはセーラー服にもんぺの13歳の少女の背中。
欄干に腰掛ける二十歳の青年。
そのご本人が写真と向き合い語る広島弁の言葉が胸に深くしみる。
「忘れられんですよ。
死ぬるまでもっていくんでしょうね。
わたしはどうして助かったんですかね。
分からんですがね。」
「何でもとにかく人間の命が一番大事。
その命を取り合う戦争なんてもってのほか。」
爆心地から友達を置き去りにして瀕死の状態で逃れてきた橋は生と死の境界線だった。
いつかその場所にある写真をきちんと見てこよう。

再稼動ありきの原発、基地移転ありきの沖縄。
昨日街頭スピーカーでは大声で怒声に罵声を繰り返していた。
耳を傾け真摯に受け止めるべきなのは家族を友を救えなかった小さな悔いた声だ。



野火を観た。
ビクッと驚かされる大音量に映像。
うわっと目を覆いたくなる壮絶なシーンが続く。
塚本版地獄の黙示録は狂気の命の奪い合いだった。
観るべき映画ではあるけれど今はどーんと打ちのめされている。
拒否反応こそが監督のねらい。
文豪の原作を読んだらどう感じるだろう。

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