2015年04月

編みもの修学旅行

やっと図書館からまわってきた。
未年なのに毛糸をさわらなかったなあ。
お友達はこつこつと靴下にはまっていた。
ぴしっとしていてきもちがいい。
気持ちをこめて編んでもらった靴下を履くなんて恐れ多いとまで思っていたのに洗濯機でじゃぶじゃぶ洗ってヘビーローテーションで履いていた。

無題
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わたしは手がゆるくておやすみ用にしかならい。
昨年冷え性の娘に編んだ靴下は朝起きるとどこかにいってるそうだ。

今回の三國万里子さんの本は編みものを巡る旅行記。
三國さんの人柄が出てすてきだ。
編み物と釣りは似ているという。
釣りもえさを仕掛けたら竿を動かし続けるそうだ。

「針と糸を握っているだけでは前に進まない。
ひと目編めば、ひと目分だけ状況が変わる。
編まれるべきセーターはまだ想像の向こう側にあって
呼べば現れるというわけではない。
突き進んだところで、思うようにいかないこともままあるけれど、
とにかく針を動かしてさぐり続ける。」

返却まで二週間。
編みものは気持ちのゆとりとともにある。
秋になったらはじめるためにうっとりしていよう。

国宝に会いに行く

「〇〇しませんように。」
七つそう唱える七参り。
意外と難しい。
ずっと〇〇しますようにとお参りしてきたわたしは欲張りだったなあと。

今年初旅行をした。
日帰りの奈良。
安部文殊院で有吉似の振り返りながら手を合わせる童子に会えた。
その子を見守る獅子とすぐに動けるように足を立ててまたがるご本尊の文殊菩薩。
思う存分ゆったりと拝むことができた。

ひょいっと旅に出るのが好き。
お休みの平日、お天気もいい。
元気に保育園に行ってくれたおかげで
遅咲きの山桜が迎えてくれた。

目に見えない同行二人ではなくお友達と二人。
五月の末には三人で文殊の知恵だ。

zenzaidouji_th

セッション

地下鉄の駆動。
強く弱く早く遅く。
まるで映画の余韻。

セッションを観て来た。
ずっと奥歯を噛み締めていたのだろうか。
顎が痛い。
暴言と挫折、裏切りと復讐、そして賞賛。
良い悪いはともかくそんな師弟関係もありか。
お互いを認め合うのに言葉はいらない。

ドラマーもドラマーじゃない人もぜひ映画館で体感してみてください。



追記

彼女のことを想う。

声をかけてきたのはあいつ。
それなのに練習の邪魔だから別れたいと言う。
「何様のつもりよ。」
ピザやさんでビールを飲む。
涙がぼろぼろこぼれる。

そして今度は見に来いと言う。
彼に聞かないと行けるかどうかわからないと言ってやった。
きっと行くだろう。
そしてそっと会場を後にするだろう。
ピザやさんでまたぼろぼろ泣くだろう。
こんどは熱い涙だ。

彼女の側にいたいなあ。
そっとポケットティッシュを渡したいなあ。

雨桜

おはなちゃんの歌声を聴いている。
やわらかく抱かれていたのはわたし。
今日だけは泣いていいよね。
今年は雨桜だった。
しとしとと冷たい。

二歳児のつっくんはこの二週間混乱の中にいた。
「いやだいやだ。」と泣き叫ぶ。
道路でもスーパーでも寝転ぶ。
靴も履かないズボンもはかない。
五人で毎日お散歩していたのが四月になったとたんいなくなってしまったのだ。
頭の中も心の中もぐちゃぐちゃでそれは理屈ではなく言葉でもなくただただ嵐が過ぎ去るのを待つしかない。

わたしも風邪をこじらせていた。
どうしてもベットから起き上がれずにお仕事を一日休ませてもらった。
頭の中がしゅわしゅわと泡が沸き立つみたいにぼっとしていた。
もしかしたら熱があったのかもしれない。
ただただじっとしていた。

今日やっと笑顔が見えた。
手を伸ばしたら抱きついてきた。
明日は手をつないで行けるかな。

まりりん

まーちゃん

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