2014年08月

海賊とよばれた男

娘からのまた借りで海賊とよばれた男を読んだ。
今やサラリーマンの必読書だそうだ。

タイムカードのない会社には定年もない。
一度雇ったからには家族だ。
出来が悪くても家族を見捨てるだろうかと創業者である国岡は言う。
国岡とは出光佐三のことである。
そこには一番大切な人としての尊厳がある。

石油は人を豊かにしたけれど、そこにさまざまな思惑がありいろんな正義が絡み合う。
石油が戦争を引き起こし憎悪を生んできた。
そして原子力の安全性もうやむやのままだ。

日本人はどうあるべきかを生き様として見せてくれた人がいた。
お互いということをわきまえるのは簡単なようで難しい。
身近なガソリンスタンドを見る目が少し変わった。




大いなる沈黙へ

時々睡魔に襲われるのではなく時々観てたような・・・。
絶賛されているのにもったいない映画鑑賞でした。
映画館は満席で補助席もなくなりあきらめて帰った人もいたのに。
ランチで合流したお友達にしっかり気持ちいい寝息を聞かれてました。
大いなる沈黙へは大いなる睡魔との修行だったのかも。

朝一で観たのは二つ目の窓
「死ぬのは怖くない。神に近づくのだから。」
どちらも祈りの映画。
命が繋がっていく。
聖務も中世の頃と変わりなく繋がっていく。

街は秋の気配。
長袖の人もちらほら。
季節の前倒しはありがたい。





グランドブダペストホテル

カラフルなおとぎ話かと思えばミステリー、ドキドキするアクションもあり残酷な事実にも基いている。
不思議な面白さだった。
ミリオン座のトイレの前の壁に貼ってあるグランドブダペストホテルの大きなポスターをずっと眺めていたかった。

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夏風邪のつっくん。
40℃の熱が四日間続きやっと熱が下がったと思ったら発疹が出てきた。
のどが痛いのか手を突っ込んではもどしている。
平熱になったけれど機嫌は悪いしますますおっぱい星人だ。
ママの夏季休暇中でよかった。
子育てと仕事の両立はいつも綱渡り。
もちろんわたしも。

山の斜面に我が家がある。
風を感じ空を見て暮らしたかった。
きっと同じ思いだったと思う・・・。

ぼくを探しに

雨が上がったら映画館に行こう。
せっかくの夏季休暇。
レデイースデイを待たずに家を飛び出した。

ポールは二歳のときに両親と言葉をなくす。
最後に発した言葉はパパ。
育ててくれたのは安田姉妹のような叔母。
アパートの階下の怪しげなおばさんは室井茂さんに似ている。
三拍子の映画はとってもかわいかった。

ぼくを探しにを観た後、金魚を見に行く。
夏に金魚は似合う。
その美しさに儚さを感じるわたしはこれからどこに向かうのだろう。


追記
お友達から県美のこれからの写真展の顛末を聞く。
しまった、通りかかったのに。

私の男

流氷がきゅうきゅうと唸る。
真っ白な世界。
突然海から少女が飛び出す。
・・・二度目の生還。
一度目は奥尻島の津波の瓦礫の中から。
父から父へ。
原作とは違って私の男感がもっと強い。
役者が不気味なぐらい上手い。
真っ白、そして真っ赤な雨。
芸術は時にモラルを飛び越える。
映画化されたことが奇跡。
とんでもないものを観てしまった。
まりりん

まーちゃん

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