2014年07月

脇役でいたい

大変でした。
いっぱいいっぱいでした。
能力以上のことを求められるとコップの水があふれるかのようにこぼれていきます。
いつもなら淡々と出来ることが指摘されるまで気づかない有様でした。
同僚が四日間の有給でお休み。
なんとかやりきった達成感よりも今は虚脱感。
こんな感情があるんだなあと新しい発見。
今日は欲張らずにただただのんびりします。

ふ~っと大きくため息をつきます。
それをされるのはずっといい気持ちがしませんでした。
でもそれを無意識にしているわたしにびっくりしました。
歳とともにそうせざる負えないんだということもわかってきました。
当人にとって大きくため息をつくことはけっして不快な感情ではなく誇示しているのでもなくそれが自然体なのだと。
(富士山に登るとき高山病にならないために腕を前に伸ばした状態で人差し指を立てて思いっきりろうそくの炎を消すように息をふ~とはく練習をするのだそうです。
そうすると新しい空気がたくさん肺に入ってくるそうです。)

やさしさとは知ることなのかも。
知識ではなく経験。
わたしには身の丈に合った脇役がちょうどいい。

追記
「五月雨の 降り残してや 光堂」
お土産のかりんとう饅頭で一服です。

サザエさん

弟からメール。
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「サザエあるよ。」
「うれしい~。」
ご実家から送られたサザエさんをいただきに行くと義妹さんが新鮮だからとお刺身にしてくれた。
バター焼き用にと姪が上手にひっぱり出してくれる。
後は魚焼きのグリルでと包んでくれる。

子供の頃、瀬戸内の岩場でニシをとったりちょっと潜るとサザエが取れた。
子供の頃苦いと思った緑のところがビールに合うのだ。
呑み助の姉と弟。
お世話かけます。
ごちそうさま。

年越しのヤツ

最近視線を感じるわたし。
部屋の隅に黒いものが動くような気がするのだ。
見なかったことにしたい気持ち半分。
でもたしかにいる。
緑が多いことはいいけれどヤツにとってもここはいい環境なのだ。
斜面を平気で歩いているし外からも飛び込んでくる。
突然とびかかるのはやめてくれ。
心の準備なくたとえ準備ができていても飛び掛るのは反則だ。

話は変わって先日あったお友達は首がしゅっとしてきれいだった。
そこにピアスがきらっと揺れていた。
その前にわたしはせっかく街に出たのだからとバーゲンあさりをしていた。
春先からいいなあと思っていたワンピースは残念ながら定価のままだったけれどあきらめきれずに試着をさせてもらった。
襟ぐりが深くて素敵だと思っていたけれど着てみるとわたしには変。
ますますぶよっとしてみえる。
この三ヶ月のあこがれは一気に飛んでいった。
却下の判子を私の中で押した。
一緒に付き合ってくれたお友達がこれもこれもと他の半額商品を試着室に運んでくれる。
なんと五枚試着。
首のしゅっとしたお友達との待ち合わせ時間が迫っているので判断も早い。
結局いつも手に取りそうなわたしの定番(おしゃれなアッパッパア)に落ち着いた。
あこがれと現実。
それは鏡が教えてくれる。
そしてわたしにはこだわりがある。
半額商品はもともとバーゲン品かどうかを確認する。
「これは去年の商品ですか?」
もちろん似合えば年を越したのでもかまわないのだけれど今年のだとなおお得感がある。
「今年のですよ。」とその一言がうれしい。
今週末職場の暑気払いがある。
デビューです。

年越しのヤツはますます迫力があって怖いしバーゲンもできたら年越しじゃないのをゲットしたい。
なんて半世紀以上年を越しているわたしは思うのだ。

ノブちゃん

彼女はカフェでいらっしゃいませと言っている夢を何度もみたそうだ。
カウンター越しに細くお湯を注ぐとコーヒーの香りに包まれる。
腱鞘炎気味なので左手で。
聞こえるのは川のせせらぎと虫の声。
青空に雲がゆっくり通り過ぎる。
ログハウスのデッキで猫が寝ている。
彼女の夢が実現した。

デッキに出るとノブちゃんがわたしの足元に擦り寄ってきた。
建築中のノーベンバーに庭に迷い込んできた招き猫。
そのさりげなさに固まることなくいい感じでじっとしていた。
窓からのぞくと猫が通り過ぎたりごろごろしている。
それぞれ昼中は近所を散歩して夕方帰って来るそうだ。
新参者のノブちゃんの寝床は薪小屋だそうだ。

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(上手に撮れなかったのでカフェめぐりをしている方のブログから貼り付けました)

先日ちょっとした言葉で傷ついた。
その言葉に呆然として聞き流そうと思ったけれどその夜は寝付けなかった。
仕事だから寝なきゃと思うとますますあせった。
その話をしてから「わたしって案外弱いや。」と言ったらお友達が「それはやさしいんだよ。」と言った。

いろんなことがあって今がある。
自分の感じることに素直に過ごしたい。
逃げれるものなら逃げたいけれどそうもいかないこともある。
だから猫を抱くんだなあとふとわかった。
(ただしわたしは猫にもカラスにも警戒しているのを見抜かれている。)

今週のヨーキさん

ヨーキさん(おこがましくてヨーキくんとは言えない)は現代の深田久弥と言われている。
さわやかでしなやかで素敵な青年だ。
一筆書きで日本百名山を踏破するという。
弟から「グレートトラバース」の録画を頼まれて先にはまってしまった。

階段ははあはあするし坂道もしんどい。
歩いて7、8分の職場。
それでも歩かないよりはましだとつかのまのヨーキさんになりきっている。


今週のつっくんはヘルパンギーナ(夏風邪)で保育園お休み中。
お熱は下がったけれど笑顔がない。
いたずらもせずにまーちゃんにひっついていた。


追記
季節は春から夏そして秋。
ヨーキさん無事にゴールです。
その足跡を脅かすように噴火や地震。
太古の昔からこうして日本列島はできたんだなあ。
人は自然の中ではちっぽけな存在でしかなんだなあ。
そんなことを思った涙なしでは観る事のできない最終回でした。
お疲れ様。


まりりん

まーちゃん

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