家人がごそごそと業者さんと打ち合わせをしていたのは先月のこと。
たまたま居合わせた娘に聞いてびっくりした。
すべて決まった時点で言うつもりだったらしい。
そんな事で怒っているわたしの方がおかしいと言う。
「掃除がしやすいのがいいな。
収納もほしいな。
少しでも広くなるのがいいな。
明るいのがいいな。
最新の機能やエコも考慮したいな。
健康のことも考えたいな。
そしてもちろん安くできるといいな。」
注文の多い妻に辟易していた。
でも業者さんの前ではちょっとだけ物分りのいい家人になる。
ショールームに行ったり共同作業みたいでうれしかった。
ご近所に挨拶に伺うと、築25年のマンションなのでリフォーム話に花が咲く。
そして昨日トイレだけが新築のようになった。
早速わたしの作品をかけたら穴を開けるなと怒り出した。
「もうつけちゃったし外せば画鋲の穴が見えちゃうよ。」
古女房のすることを楽しげに優しく見守るそんな家人になるのはいつの日だろう。
あ!額の位置が左に寄りすぎた。
家人待望のウォシュレット。
(そもそも家人はウォシュレットに変えたかっただけ)
良いことは分かっていてもわたしは怖くてまだ使えない・・・。
映画「トイレット」を思い出した。