2012年12月
百万遍さんの手づくり市に行ってきた。
今年最後の物見遊山。
よくお仕事をしてよく遊んだ一年だった。
来年は新しい命を迎える準備をしながら日々を大切に過ごそう。
すっかり知恩院だと思っていたらどうも様子がおかしい。
通りすがりのおじさんに尋ねると百万遍さんはここではないらしい。
「歩けますか?」
「ちょっとあるけど歩こうと思えば歩けるけるよ。」
たしかに歩こうと思えば歩けたけれど・・・。
途中にあった看板で百万遍さんにあるのは知恩寺だと気がつく。
雨上がりのお寺の境内はすごい人。
ぬかるみの足元に気をつけながら歩いていたけれどいつしか夢中になる。
作家さんはこつこつ作った作品をお嫁に出すという。
そしてわたしはその場で身に着けたくなるもの、使いたくなるものをうちの子に迎えた。
ベビースタイ
予定日は3月初め。
4Dの映像でしっかりタミーが映っていて疑いのない男の子。
10年間とってあったベビー服はみんな衿元が黄ばんでいる。
かわいい涎掛けでなんとかごまかそう。
いつからスタイなんて言われてるんだろう。
ラリエット
ラリエットは作家さんが首に巻いていたもの。
自己主張しない上品さが気に入って譲っていただいた。
この色使いのショルダーバッグとおそろいだったのも何かの縁。
「すごくかわいいです。」
おだてられているとわかっていてもこの言葉にいくつになっても弱い。
「このまま着けていきます。」
三歩歩くと名前を忘れてしまった。
「アリエット・・・ラリアット・・・。」
帰宅後お友達がメールで知らせてくれた。
小さなお財布
ブルーグレーの小さなスエードの財布。
何色もある中から時間をかけて選んだ。
そして同じ色の中から手で握り締めて感触がぴったりくる子を連れて帰った。
丁寧に入れたコーヒー
その場で引き立てを淹れてくれた。
行列が出来ていてもうんと丁寧に。
ぶくぶくと泡が膨らむのを見ているのも楽しい。
たまねぎのパン
燻製のピーナッツ
食べることも忘れない。
また行けるといいな。
六波羅密寺の隠れ念仏が気になっていた。
隠れキリシタン同様に弾圧されていた歴史があったことを知る。
正座をしていたので動きは見えなかったけれどその場に居合わせた不思議さを感じる。
今年のわだかまりはここに置いていこう。
嵐山の花灯路
紅葉の終わった後の冷たい小雨の京都はかわいくて面白くてわくわくしっぱなしだった。
再稼動を反対して干された山本太郎。
干す者あれば手を差し伸べる者。
海パンで頑張っていたころの彼がそこにいた。
時勢を率直に口にすることはいつの世も命取りになる。
でも少しずつ変わっていく。
信念を持って黙って待とう。
後悔はかつてそこに愛があった証拠。
赤い帽子の小さな人が出てくる大好きなドラマでそんなセリフがあった。
後悔を知ってるから複雑だからうんと単純になる。
明日できることは明日やる。
今日できることはあーだこーだ考えるより今日すればいい。
EDEN
仕事帰りふらっと立ち寄った紅葉のライトアップ。
冷えた身体にたっぷりのカプチーノ。
ちょっと寄り道。
まーちゃん