2012年11月

アートの旅

日曜美術館で見た憧れの豊島美術館に行って来た。
コンクリートでできた巨大な繭。
小さな水の粒が湧き出しそれが重なり形を変えていく。
吸い込まれていくものもあれば留まるものもある。
アートは言葉ではない。
どう感じどう受け止めるか。
なぜだか守られ静かにほっとしているわたしがいた。
DSC_0137 tesima


心臓音のアーカイブではいろんな人の心臓の音が暗闇の中で響く。
怖いと感じるわたしと感激し涙する友達。
その違いも含めて面白いなあと思う。
DSC_0128 sinnzouonn

ストーム・ハウス
森万里子さんのトムナフーリ。
塩田千春さんの遠い記憶。
青木野絵さんの空の粒子。

島中に点在するアートを歩いてバスに乗ってそして親切な島の人の車に乗せてもらって楽しんだ。

民宿Tea オリーブでは食べきれないほどの新鮮なお魚。
島キッチンでのおいしいランチ。
イルベントでのお茶。
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来年はまた瀬戸内国際芸術祭が開催される。
すごい人が押し寄せるだろう。
またいつか祭りが終わった後の季節はずれな時期に直島犬島も訪れてみたい。

やさしくておいしいアートの旅だった。
DSC_0182takamatukou

ふがいない僕は空を見た

かっこいい。
タイトルに惹かれて単行本を手に取ったのは二年近く前。
絶対映画化だと楽しみにしていた。

ふがいなくたっていいじゃないか。
やっかいでもいいじゃないか。
そこにいるだけで。
生きてるだけで。
母はそう思うのだ。

ふがいないわたしでも日々生きている。
自分でできること感じることを大切にしている。
逃げることはしない。
何とかなるものだ。

原作の肌触りがそのまま表現されていた。
そこまでと思ったところもあったけれど性は生なのだと伝わった。
それぞれ抱えたふがいなさから一歩踏み出す。

ふがいない僕は空を見た



がちゃがちゃがしたくて碧南市の藤井達吉現代美術館に行ったけれど入荷待ちだった。
岡本太郎のエネルギーをしっかりチャージ。
愛知県とは縁があるらしい。
久国寺の梵鐘を見に行かなくっちゃ。

ライク・サムワン・イン・ラヴ

ラストシーンのガラスの割れる音に呆然とした感覚がまだ続いている。

デートクラブでバイトする女子大生。
しつこい彼氏にぐずぐす言い訳をするアキコはタクシーの中で覚悟したかのようにルージュをひく。
運ばれた先は老いらくの恋にそわそわするおじいさんの本と写真に囲まれたアパート。

夜から昼にかけての物語。
なんとかなるさはなんとかなりそうもない。
人の感情は複雑。
始まりも終わりもない。

ライク・サムワン・イン・ラヴ
異国の巨匠の撮った映画はわたしの心を揺らした。



近いようで不便でなかなかいけなかったメナード美術館に足を運ぶ。
二年ぶりの船越桂さんの作品に癒された。

katura

風は秋を飛び越え冬の到来を告げていた。

まりりん

まーちゃん

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