2012年09月

鍵泥棒のメソッド

「面白かった。」
エンドロールを観ながらつぶやく。

こんな映画も大好きだ。
ちょっとドキドキしてちょっとじんわりして爽快感がたまらない。
内田けんじ監督なかなかじゃないか。
鍵泥棒さながらわたしは心を奪われた。

編集長の香苗の結婚相手に求めるものもアルバイトで採用するものも「健康で努力家。」
鍵泥棒のメソッドは三人の物語。
それぞれに不器用でおせっかい。
ちょっとした出来心とアクシデントと目標が三人を結びつける。
 
私は三人の中でコンドウ演じる桜井だ。
すぐに飛びついてはちょっとかじったらそれで満足してしまい整理整頓が苦手。
でもやると決めたら理不尽でも淡々としつこかったりする。

映画は妻で小説は愛人って言った人がいた。
私は小説が妻で映画は恋人かな。
文庫本はいつも持ち歩き眠りに落ちるまで傍に置いておきたい。
映画は非日常のときめき。
なんて男前のおじさんおばさんだ。

楽しみにしていた達郎のCDが届いた。
音楽は友達かな。

らくらくスマホ

らくらくスマホに変えて一ヶ月。
それなりにらくらくに使っている。
もちろんアプリは取り込めないけれど最低限のスマホでいい人にはおすすめ。

出先で調べたいのはバスの運行状況と映画の上映時間。
朝の通勤時間帯のバスは5分10分遅れるのはあたりまえ。
でも定時に来ることもある。
今どの辺りにバスがいるのか分かるってありがたい。
仕事帰りの映画。
観たい映画の上映時間が6時過ぎなら行けるかもと検索。
旅先でのカメラ機能もやっと使い慣れてきた。
メールも「了解しました。」「遅れます。」の業務連絡派のわたしにはちょうどいい。
SMSがお気に入りだ。
少々指先に力はいるけれど誤作動防止は万全だから人様に迷惑はかけない。
老眼のわたしに選択の余地はなかったのだけどらくらくパケ放題がお得なのもうれしい。

アップルとサムスンの攻防も蚊帳の外。
スマホに望むものは人それぞれ。
孫自慢のわたしは犬猫自慢の友達が見せてくれる写真に競うように親指と人差し指で拡大しては見せびらかしている。

贖罪

WOWOWの無料放送で「贖罪」の第一話を観たのは半年ぐらい前。
それからすぐに湊かなえさんの原作を読み、本日一挙にDVD鑑賞。

原作がすぐれていることもあるけれどそれを黒沢清監督が映像化した作品は新鮮だった。
いつかテレビがお友達になったら有料放送もいいもんだなあと。

原作を読んだ時一番印象に残った「とつきとうか」。
最終月経開始日から三ヶ月を引いて月に7を足したのが予定日だそうだ。
6月1日だとすると「6-3=3 1+7=8」で3月8日。
3が引けない月は4を足すそうだ。
ただ周期が違えば最終月経の初めの日からのとつきとうかとも言えないし、
正確には胎児の画像から予定日を判断するようだ。
三人の子供を産んで孫もいるのになるほどと興味深かった。

小さないたずらが引き起こした悲しい連鎖。
贖罪の呪縛から母親の哀しみが癒えることはない。
それでも心に秘めておかなくてはいけないことが贖罪なのかもしれない。



夢売るふたり

「最強のふたり」とどちらを観ようか迷って「夢売るふたり」に。
告白に続いて今回も松たか子の女優力の凄さを感じることができた。
怒りで食パンを口に詰め込むシーンはムシャクシャと聞こえてくるかのようだった。

板前の夫と女房。
夢を持つふたりは夢売ることで夢を掴もうとする。
その二人が離れた場所でラストに見上げたものは寄り添う二羽のかもめ。
どれだけ夫に尽くしていても浮気された女房は心から許すことはない。
自分で仕掛けた詐欺に苦しむ里子が解放された瞬間かもしれない。
港町で働きながらきっと被害者に返済するのも女房の意地だ。

西川監督の表現する生身の人間の面白さ哀しさでまたも琴線がゆれた。
夢を買う甲斐性はないけれど無理せずのらりくらりと夢観るわたし。


クロスケの里

夏の狭山丘陵を散歩した。
人と自然で作り上げる里山が好き。
ピンクのツリフネソウが迎えてくれた。
ただ湿地はアブや蚊がまとわり付いてくるということを忘れていた。
手で払いのけながら足早に駆け抜けると見晴らしのいい広場。
そして竹やぶに杉木立に葡萄棚にお茶畑。
土の感触を足の裏全体で感じる。

緑の森博物館

震災の影響で(セシウム)お茶農家は大打撃だったそうだ。
「今年はちゃんと計測して出荷しています。」
そう狭山茶を頂いた。
DSC_0026otya


クロスケの家
DSC_0017kurosuke

仕事帰りそろそろ歩こうかな。

まりりん

まーちゃん

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