ずぼらなわたしは平日のお休みを誰にもじゃまされずにこうしてまったり過ごす。
昨夜は小説に入り込みすぎて気がついたら新聞配達のバイクの音に目覚めたのではなく寝入った。
朝起きたら次女も家人も仕事に出掛けた後でカーネーションに引き続き朝イチを見る。
最近話題の塩麹とヨーグルトを特集していた。
先日お友達からお土産でもらった塩麹を早速とり胸肉にすりこんで冷蔵庫で寝かせてある。
スーパーに買いに行こうかなと思っていたら一年前に主夫宣言した家人が買ってあった。
ぱさぱさでわたしは好きじゃないけれど家人は鮮度や品質には無頓着でただ安いことが一番と嬉々としている。
まあこうしてタイミングが合うこともあるのだから良しとしよう。
三匹のおっさんは還暦を迎えた愛すべきおっさん達の物語だ。
キヨさんの定年後の再就職先はゲームセンター。
最近はアミューズメントパークと言うらしい。
シゲさんは飲食店を息子夫婦にバトンタッチして手伝いに徹している。
脱サラで町工場を営むノリさんは忘れ形見の一人娘を溺愛している。
その三人が町の自警団として秘かに活躍するのがかっこいい。
本は面白いのが一番。
有川浩さんは旬な作家だ。
ジジイではなくおっさん。
それが三人のこだわり。
わたしだって実質はババアでもいつまでも生娘のノリで楽しまなくちゃと日々きょろきょろしているおばはんでいたい。
三匹のおっさんはおっさんでいるために孫のアドバイスを悪態をつきながらも聞こうとし、言葉は乱暴でも一歩退いた立場で君臨しない男の度量にほれぼれしてしまうのだ。