つぶやきまりりん

「何とかなる。それはやることをちゃんとやってる人のセリフ。」ミイ

2011年11月

シーキャンドル

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ホテルで絵葉書を買った。
検索してみたら昨年亡くなられ江ノ電画家と呼ばれていたらしい。

みんなが寝静まった夜中に江ノ島の灯台の光を見ていた。
その眩しさにこれは夢ではないだろうかと、これが現実ならなんてしあわせなんだろうと思った。

朝起きたら江ノ島と富士山が目の前に現れた。
富士山を見るとどうしてこんなに嬉しいんだろう。
やっぱり唯一無二の特別な山なんだ。
半畳ほどのベランダに出て三人もみくちゃになりながら競って携帯で写真を撮った。


仕事に行く時に浄水器の水を持参する。
江ノ島展望灯台のカタチをしたペットボトル。
シーキャンドル三百円の宝物です。
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日本一の旅

旅先でおみくじを引いたら人生初の凶だった。
ひやっと顔がこわばるのがわかる。
所詮おみくじ、吉が出れば凶も出るって当たり前なことなのに。
そこで納得したくないのでもう一本引いたら今度は吉だった。
それでいいかどうかはわからないけれど二枚まとめて結んだ。

凶が出たのはお気をつけ遊ばせとのシグナル。
それもちゃんと受け止める。

誰かのしあわせを願うことができることがしあわせなんだなあと最近感じている。
欲張りもせず驕りもせずありのままの今を楽しむことが出来ているからこそそう思える。

「日本一を二つも見ちゃったね。」
そうお友達に言われてうれしさが蘇った。
隅田川のほとりで見たスカイツリーが朝目覚めて新宿のホテルからも見えた時。
江ノ島から富士山が見えなくて残念がっていたら翌朝七里ガ浜のホテルから江ノ島と並んで富士山が見えた時。

連日の二万歩越え。
東京在住のお友達が希望を叶えてくれた。
浅草では念願のもんじゃを食べ渋谷でハチ公触れて恵比寿のシャンデリアも見ることが出来た。
鎌倉では大仏の胎内に入り鳩サブレ本店でグッズを買うことが出来た。
好奇心旺盛なわたし達に合わせてゆるいスケジュール。
阿吽の呼吸でわかってくれるお友達がいるってありがたい。

恋の罪

奇才園監督は今回もエロくてグロくて痛いユーモアがあって男目線炸裂で飛んじゃっていました。
園ワールドにはまってしまった人たちでいつもは閑散としている古い映画館は大盛況。
なんせこのシネコンの時代に座椅子が置いてあるのですから。

14年前に起きた東電OL殺人事件に触発されたと聞いていたけれど震災の影響なのか今年始めには冤罪かと騒がれてエリート会社の明暗も見るようでした。
女にはまさかと思える昼間の顔と夜の顔がある。
その二面性にもがけばもがくほど落ちていく女たち。
スリムで美しい大学助教授は父に恋をし、著名な作家の貞淑な妻は夫に恋をし、そして女刑事は夫の後輩に・・・。
その危うい紙一重さが言いたかったんだろうけどしあわせって誰かに恋することではなく自分の足で歩き出して見つけるものなのにもったいないなあと。
それで恋の罪なのかと勝手に納得。

どうやらわたしは「お気をつけあそばせ。」の大方斐紗子さんの才能に恋をしてしまったみたい。
浜野佐知監督作品の名脇役だと知ってそれだけでも儲けもの。

そして作家の夫のカバンに目うわばれた。
先日テレビで飛行機の座席の骨組みを作っている町工場の作品で海外のセレブに認められていると知ったばかり。
アンテナを広げるとどんどん繋がって面白くなっていく。

来年早々にも園子温監督作品が待っている。
精力的に頑張っているのは、以前の作品が良過ぎてもがいているようにも思えるけれど才能のある人は自分を超えるということが課題になってしまうのかも。
でもそんな過程も嫌いじゃないしむしろ見逃してはならないと思ってしまうのが不思議だ。



「帰途」 田村隆一


言葉なんかおぼえるんじゃなかった
言葉のない世界
意味が意味にならない世界に生きてたら
どんなによかったか

あなたが美しい言葉に復讐されても
そいつは ぼくとは無関係だ
きみが静かな意味に血を流したところで
そいつも無関係だ

あなたのやさしい眼のなかにある涙
きみの沈黙の舌からおちてくる痛苦
ぼくたちの世界にもし言葉がなかったら
ぼくはただそれを眺めて立ち去るだろう

あなたの涙に 果実の核ほどの意味があるか
きみの一滴の血に この世界の夕暮れの
ふるえるような夕焼けのひびきがあるか

言葉なんかおぼえるんじゃなかった
日本語とほのすこしの外国語をおぼえたおかげで
ぼくはあなたの涙のなかに立ちどまる
ぼくはきみの血のなかにたったひとりで帰ってくる

しあわせのカタチ

脚本家 木皿泉
こんな夫婦もいたんだなあ。
二人はずっとしゃべっている。
その会話から紡ぎだす世界は言葉の上っ面でないからドキッとさせられる。
タイトルをつけるにも設定を考えるにも月単位で時間をかける。
その待つ時間が大切。
「世の中を忘れたやうな蚊帳の中」
なんともユニークなタイトル。
そのタイトルに導かれて脚本が出来上がっていく。

夫婦のしあわせってなんだろう。
高台のベランダから深夜に家々の明かりを眺めながらこの一年考えていた。
その一つ一つの灯りが奇跡だとずっと思っていたわたしとそのシナリオのセリフが重なる。
実感がないことは信用しない。
体験こそがきっと生きていく力になる。

ステキな言葉を見つけるために本を読む。
君といつまでもはないことを知ってしまったから捜し続けるのかもしれない。

ポップな更年期

「今日は年齢層タカ~。」
臨時停車した駅で下車するのは確かに癒しを求めたおばさんに地味なOLばかり。
聞こえよがしにつぶやいた方を振り返ったけれど扉がしまる。
お友達の頼みごとは平井堅のコンサートに付き合って。
わたしの返事の前にチケットはもう買ってあったみたいだ。
十七年間ずっと行きたかったんだなあ。

やっぱ上手い。
風船がいっぱい降ってきてドアラも踊る。
夢のような演出、
スタンド席は年齢層が高い分最後まで座って観れたし楽しかった~。

働くのは生活の糧。
でもそれだけじゃものたりない。
最後の時にああしたかった、あそこに行きたかったって言わないように今は遊ぶ糧でもある。
常勤パートの仕事はまだまだだけどだんだん面白くなりつつある。
なによりも残業がないから仕事帰りにコンサートに行けるって新たな発見だった。

五十代はなんでも腹八分で生きるのがいいそうだ。
能力も体力も経済力も自覚しているからできること。
疲れたら寝ればいいし、面白いことがあればお出かけすればいい。
無理はせず率直に丁寧に行動する。
そんな今の状態がとってもしっくりしている。

仕事で丸襟の水色のブラウスを着る。
朝アイロンをかけてぬくぬくに袖を通す。
そして黒いタイツをはいて半分江頭状態で朝ごはんを食べる。
最近は紫のダノンデンシアをかかさない。

だめな女房を目指せば更年期ってなかなか楽しい。

まりりん
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