2011年08月

この女

「今度の震災どんな気持ちで受け止めた?」

お盆に実家に帰ってきた弟と会った。
弟は神戸在住で震災に遭遇している。
当時幼稚園児だった甥と姪は大学生だ。
時の流れを感じる。

「中越の地震の時の方が我が事のように感じたかな。
東北のは規模が違いすぎるよ。
地震だけならともかく津波に原発だから。
でも経済損失は神戸と同じぐらいなんだって。」


この女はそんな神戸の震災前の出来事。
この物語がこの時期に書き下ろされたことの意味を考えてしまう。

廃墟となってしまった街で生と死に隣り合わせそこから立ち上がった神戸の人。
福島の人はその土地で立ち上がることも許されない。
喪失感、恐怖感、後悔・・・。
その理不尽さに寄り添うなら経済や国策よりも自然の脅威にひれ伏して過ちを繰り返さないことを教訓として思い続けるしかない。

この女はこの男の物語でもある。
共通するのは釜での貧困生活。
どうすることも出来ないハンディー。
でもそれに見合う特技。
ひらひら生きているようであってもそれぞれのしたたかな回復力が幸せになるためには必要。
自分の欲しいものは自分で手に入れようとするヒロイン。
この女は爪をみがく。
磨かれた釜の男たちはそこだけが恥ずかしげに輝いている。


先日一本のマニキュアを買った。
仕事柄あんまり感心されないけどさりげなく塗ってみたくなった。
まるで校則違反のスリルを楽しむ女子高生みたいだ。
シルバーパールが光る指先を見ながらちょっとわくわくする。
二度塗りしてみたらいい感じだ。
来年の夏はとんでもない色を買ってペディキュアをしてみよう。
うんとラメ入りもいいかも。
OPIR58


未来はみえない。
今日の積み重ねでしかない。

森 絵都 著

イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ

バンクシーはストリートアートの世界では有名らしい。
夜な夜な壁に絵を貼り付ける。
街がバンクシーのキャンパス。
そこにバンクシーを崇拝するティエリーが一夜で消えるストリートアートを残すためにカメラを回す。
そしてアートに目覚めたティエリーは金に物を言わせて最高にむかつくパクリ男MBWとして活躍していく。
MBWがバンクシーを利用したと思ったけど朝起きたら利用していたのはむしろ映画を作ったバンクシーだと気がついた。

アカデミー賞長編ドキュメンタリーノミネート作品。
バンクシー監督のアートの現状を皮肉った作品は独創的で面白かった。
そしてオレンジの空気人形で政治や軍への皮肉も込める。

評判はたいがい作為的なもの。
心で感じたいからわたしは映画を観る。
バンクシーにもしかしたらわたしもまんまとはめられたのかも。

昨年のトリアンナーレはまさに現代アートの祭典だった。
わたしは会場を歩き回り体験した。
良し悪しはわからない。
わたしの基準は面白いかどうか。
それでいいのだと。
アートラボあいち本日オープンのニュースがめぐる。

音楽がいかしていた。
映画館でポスターをもらった。
赤いスプレーペンキで書かれたイグジット・スルー・ザ・ギフトショップの文字。
こちらはいかしてないなあ。
やっぱり落書きにしか思えない。

ハードル下げときました

三人の子供たちがスマートフォンを人差し指でぴっとすべらす(フリックと言うらしい)のをかっこいいとあこがれてはいたものの使いこなせそうにないからとはなからあとあきらめていた。
でももしかしたらとCMを見てうれしくなる。
その名もシンプルスマートフォン

でも現実は一軒目はニーズが見込めないからないから取り扱わないと言われたし、
二軒目もあまり勧めないと言われデモ機もいつ入るかわからないと。
(携帯ショップも買い取り制なのだろうか。
自社の携帯に誇りを持って親切に説明してくれた時代が懐かしい。)

それでも詳しい料金設定と実際にメールの文字の大きさを見てみたい。
新物好きの老眼世代としては孫さん期待してます。

他社の携帯のお友達からSMSでメールが入って驚いた。
時代はそんなことになっていたのか。


初盆を済ませたその足で里帰りさせてもらった。
両親も歳をとり気を遣わせたくないからわたし一人で行かせて欲しいとわかってもらうのが大変だったけれど・・・。

今日も暑そうだ。
お盆のお休みも今日まで。
息子も帰省してるし(と言っても友達と出歩いて寝顔しか見ていない)一日ぐらいはお家でおとなしくしていよう。
まずはお気に入りので。

スマホもまりりんもお気楽にハードルを下げれるといいなあ。


追記

デモ機で遊んできました。
らくらくホンプレミアム愛好者としてはメールの字が小さすぎました。
SBのらくらくホンはデザインがいまいちだし・・・おしい。

やっとかめ

八十日目と書いてやっとかめ。
本当に待ちに待ったおひさしぶりなのです。
どこまでも爽やかなセンチメンタル・シティ・ロマンスのハーモニーは涙が出るほど五十代名古屋人にはしっくりくるのです。
センチと共に歳をとったのですから。

p7452_L

そして達郎
シリアルコードをゲットしたくて初回限定版に飛びつき発売日に届いたメロディーに鳥のさえずりと蝉の大合唱の狭間で楽しんでいるめっきり早起きなまりりんです。

img_jacket

ほわいとまりりん

ホワイト家族ではなく最近白に惹かれるまりりんです。

白いシャツを買ったのが春先。
ビールのコマーシャルを見てたらぶかっとしたGパンに白いシャツを着たいなあと思ったのです。
白いシャツってなぜか汁をこぼすし飛ぶしと避けてきました。

ゴールデンウィークに京都で白いウエストがゴムの細身のパンツ。
白は透けるから避けていたけど長めと組み合わせれば何にでも合うと旅先の衝動買い。

バーゲンでショルダーバッグが欲しくて物色。
その時は買わずに一週間考えてどうしても欲しくて最終日間際に白いカバンを購入。
白いカバンは夏だけのもの。
そう思ってずっとあきらめてきました。

そしてボーナスで自分へのご褒美に時計を買おうと決めていました。
待ち時間にたまたま入った喫茶店で手に取った雑誌。
これだと一目ぼれ。
金属アレルギーにやさしいセラミック。
(でも留め金具や文字盤の裏がステンレスっぽい)
suka-genn
キラキラの白を仕事中身に着けてはにんまりしています。

似合う似合わないでなくここまできたら好きか嫌いか。
面白くて機能的かどうか。

ん?
カルピスマッコリにもはまっている。
まりりん

まーちゃん

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