2009年04月

告白

事実は一つ。
(シングルマザーの教師である母親が担任を受け持つ中学生の教え子に保育園児の娘を殺された。)
それに関わったそれぞれの告白にエゴがある。
ぞっとするけれどそれが人の心。

誰だって自分がかわいい。
自分のことだけだったらあきらめればいい。
自分なりに解決すればいい。

でも子供のこととなれば・・・。
法で裁けなければ自分のやり方で裁くしかない。
それが間違っていたとしても。

確かなものってなんだろう。
それをなくした時人は頑なになり時として狂う。
誰がそれを責めることができるだろう。

伏線が随所にちりばめられたミステリーはデビュー作。

湊かなえ 著

コンカツ・リカツ・シュウカツ

最近楽しみにしているドラマ「コンカツ・リカツ」。
アラフォーの女性が確かなものを求めて婚活、離活に揺れ動いています。

まりりんは只今就活中。
11年前パートを始めた頃はまだ若手で優しく厳しく洗礼を受けました。
主婦には優先順位があり家族の状況によってその都合に合わせてしなやかに対応できるのがパートの魅力でした。

今はそんな甘いことは通用しない時代になったようです。
年齢なんて目安ですって言ってもらえるところがあるのではとまだ希望は捨てていません。
パート探しはわたしを必要としてくれているやりがいとお小遣いぐらいは自身の力で稼ぎたいという小さなプライド。

さくらの季節は通り過ぎてしまいました。
季節に一人置いてきぼり。
リンダのならず者が心にしみます。

ラヴァーズ・ロック

今日は写真と会報に載せる文章をCD?Rに移しメール便で郵送。
これで無事任務終了です。

同窓会楽しかったです。
今度は打ち上げ?って何やかやと食べたり飲んだりする口実を作っているまりりんです。

充実感と祭りの後のさみしさ。
乙女心?は複雑です。

そんな時にラブソングを聞いてみたくなる。
シャーデーのラヴァーズ・ロック

MONDAY満ちるさんがライナーノーツに素敵な言葉を寄せています。

女性ならば誰もが経験する、人を愛したり人間関係の営みから生ずる恐れや希望、そして人生は大抵の場合、粉々に壊れていずれは基に戻るのだということを、シャーデーは曲の中に凝縮して歌っています。

一人静かに耳を傾けるとそのリズムはまるで打ち寄せてはひいていく波の音のようです。

訳詩がとても素敵です。

Lovers Rock

荒れ野にひとりいるわたし
あなたは男の車に流れる音楽の中
わたしのすぐ隣にいる
悲しみに襲われていても
わたしはどこかでわかっている
自分がもうとことん壊れてしまったりしないことを

救いの手を差し伸べてもらわずににはいられなくなった時
泳ぎ着く場所が必要になった時
わたしには岩がある
嵐の中でもしがみつける岩がある
私の呼ぶ声が誰にも聞こえないとしても
わたしにはあなたがいて
わたしの歌を歌いかけることができる


いろんなことを乗り越えて女はきれいになるんですね。
五十路の乙女たちも・・・。

悼む人

「悼む人」を読んだ。

新聞で事故や事件で亡くなった人の記事を読むとその場所に行って悼むのだという。

身内や知り合いならともかく知らない人のことを悼めるだろうか。
しかも死を深く想う事はその事を知ったときからどんどん薄れていく。
帯にも書かれていたが聖者なのか、偽善者か?と。

正論を聞くとどこか嘘くささを感じてしまうわたし。
残念ながら体験したことにしか想いをなかなか共感できない。
それでもどこかひっかかっている。

「その人は誰に愛され、また誰を愛していましたか。
どんなことで感謝されていましたか?」


悼むことは忘れないこと。
日々の生活と悼むことは相反することではなくそっと寄り添うことかもしれない。

何年か前にお兄さんを亡くしたお友達がいる。
彼女ならきっとこの本の意味を教えてくれるかもしれない。

天童荒太 著

*****

週末はスーパーに行っても夫婦づればかり。
お気楽なわたしでも心の穴ぼこにちょっぴり風が通り抜ける。
美智子さまは金婚式に感謝状の言葉を贈られていた。
そんな日がお互い健康で迎えられたらいいなぁ。

ユーミン

ユーミンはわたしの青春そのもの。
SONGSでは二週続けてユーミンスペシャル。

わが子を見つめるように卒業写真を歌う卒業式の中学生を見守る。
瞳を閉じては島の高校生が巣立つ時には港でずっと流されてる。

「わが子のような作品が三十五年の間に成長して、ひたむきな歌声に乗って私のところに届いた意味を感じ明日から進んでいきます。」

素敵な送辞をもらった中学生はユーミンをきっと目指すはずだ。

ユーミンの歌は春が似合う。
早熟な少女の歌詞はピュアでやさしさに包まれている。

今週末の高校の同窓会。
sweet,bitter sweetをBGMに持っていこう。
あの頃の気持ちがよみがえるかな。
まりりん

まーちゃん

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