2008年05月

藤吉郎転々

夫婦って似てくるんですよね。
温泉好きで呑み助で・・・お散歩も。

名古屋の週末はエコきっぷがあります。
地下鉄と市バスが乗り放題で600円です。

公共交通機関で温泉に行けば二人で飲めるということで小雨の中行ってきました。
最近ツレアイさんは五十肩なのか痛いと言います。
ストレスも溜まっているのでしょう。

太閤天然温泉「湯吉郎」(とうきちろうと読むところがさすがお膝元。)
お近くの方、タオル持参で是非。
なんとツインタワーが見えます。
東山線の本陣(名古屋駅から二駅)で地下鉄を降り市バスに乗り換え「豊公橋東(中村高校前)」(二系統路線があるので三十分間隔)で下車。
そこから歩いて庄内川を渡ると新川との中州にあります。

いいお湯で清潔で値段もお手ごろ。
座り湯というのがあって腰と足がぽかぽかであまりの気持ちよさにうたた寝をしてしまいました。

併設のお食事処「楽々」もおいしいです。
(二百円で会員になれるので一人がなれば会員価格ですごくお得になります。)
温泉の後の生中はたまりません。
老後の楽しみ見つけちゃいました。

愛をこめて花束

♪無理に描く理想より
笑い合える今日の方が
ずっと幸せ


♪キレイなものは遠くにあるからキレイなの

朝からSuperflyにはまっていました。
彼女の突き抜けた歌声は今日の青空のようにさわやか。
ウエストコーストサウンドに洗濯物をパンパンたたいていたのです。

・・・・・。

女子アナの訃報が飛び込んできました。
ガッチリの彼女、好きだったのに・・・。
彼女のブログには日々の苦悩が抑えながらもこぼれだしていました。

何があったのでしょう。
頑張ることを休憩することが出来なかったのでしょうか。
遺されたご家族の気持ちを思うとたまりません。

誰もがうらやむ経歴に美貌。
理想を持って独立。
報道を伝えたかったのは彼女の方なのに。

逃げ場はあるのです。
一番心配させたくないのは親だけど、それでも親は心配させるためにいるのです。
強がった後は時間が癒してくれると信じて甘えて欲しい。

*****

信頼できる開業医が増える一方で限界ちょっと前に休める(入院できる)施設も望まれます。
自宅静養だけでは患者さんも見守るご家族も行き詰まってしまうことがあるのです。

彼女は最後まで潔過ぎました。
それが悔しいのです。
生きたいとSOSを送っていたはずなのに。

クライマーズ・ハイ

「下りるために登るんさ・・・。」
その言葉を残して植物人間になった同僚。

男にとって下りるってどういう意味だろう。
若者の鬱が増えているという。
正社員の負担は大きい。
派遣を増やしたことで入社早々責任をもたされる。
以前は午前様があたりまえでもみんなでそれを乗り越える社風があった。
今は誰かにそれをおっかぶせて知らんふりを決め込み、上手に立ち回る人が生き残る。
家族がいればそこから逃げ出すことは家庭崩壊につながると自分を追い込んでしまう。
下りたくても下りれない。
団塊の世代一歩手前は違う意味で苦しい状況にある。
終身雇用は昔の話、会社を存続させるために人件費削減を無言で責められている。
天下りとは無縁のサラリーマンは下りてしまえば今まで培ったものを生かせる場所がないこともわかっている。
仕事を生きがいにして家庭を育み趣味を楽しむ当たり前の人生が今は一番難しい。

毎朝新聞に目を通すが、実家に行くと違う新聞をとっているのでその違いに驚くことがある。
どこかニアンスが違うのだ。
正論ばかりでは根底に流れる人に向けるまなざしが違う。
それに洗脳されれば価値観自体違ってくるだろう。

情報を正確に迅速に公平に伝えることの難しさをこの本で知ることが出来る。
群馬県の地方紙。
かつては大久保事件や連合赤軍事件があったところ。
そこに御巣鷹山の日航機事故が起きる。

連日のように報道されるその裏側にも目立たない忘れられた事故はある。
でも遺族にとっては命の重さは変わらない。

どの命も等価だと口先で言いつつ、メディアが人を選別し、等級化し、命の重さ軽さを決めつけ、その価値観を世の中に押し付けてきた。

新聞記者だった著者だからこそ書けた本だ。

夫婦だからわかりあえること。
夫婦であっても永久にわかりあえないこと。
その境界線に立たされている気がして・・・。


転んでも傷ついてもクライマーズ・ハイのように登っても下りても、わたしは今まで同様ついていくだけだ。

横山秀夫 著

さくらん

花魁だって主婦だって女は女だ。
笑いながら泣き、泣きながら笑う。

鬼のように笑う意気地のない男なんてこっちから願い下げ。
きっと誰にでもやさしいふりをするのだろう。

女の心意気に覚悟に惚れるのは女。
ぱっと咲いてぱっと散る桜のように。

咲かぬ桜はありはしない。
本当に大切なものはなくしてから気がつくけれど、それでもあきらめなければ咲くこともあると信じたい。
計算上手な女の多い中、バカな女ほどカワイイと思えるわたしもそうとうバカだ。
男にはわかんないだろうなあ。

女性クリエーター集結。
エンターテーメントさくらん
いいじゃん。

母であり女優であることを選んだ土屋アンナ。
元夫の訃報が・・・。

四川大地震

チベット問題の絡んだ聖火リレーの中で起きた四川大地震。
この二ヶ月ほど毎日のように中国がメディアに取り上げられたことはない。

阪神大震災の時は、弟一家が被災者が多かった東灘区に在住していたので電話が通じるまで心配で生きた心地がしなかった。
テーブルの上のコップが割れたぐらいで子どもたちは寝ていたし、弟夫婦も街が白み始めてただ事ではないと悟ったそうだ。
ライフラインが寸断されたこともあり仕事の弟を残して義妹と甥っ子姪っ子は新学期まで実家に身を寄せていた。
身近な人がいたことと今回ではわたしの気持ちがまるで違い罪悪感すら感じていた。

日本から世界をみるのと、世界から日本を見つめるのでは違う。
医療チームやレスキュー隊の受け入れもごたごたしたようだけど、まずは申し出たことに日本人として誇りを感じる。
今後はその後の長期にわたってのケアも必要とされるだろう。
ただ政治的な日本色を出すのではなく相手の自尊心を思いやる楚々としたサポートが出来ればどんなにかいいだろう。

未読だけれど「自衛隊の国際貢献は九条で」(伊勢崎賢治著)という本では、実際に現場にいてその怒りを素直にさらけ出しているそうだ。
今度図書館で予約してこようと思っている。
日本人は中立の体臭がする。
そんな現地の人の言葉があるそうだ。
人畜無害の経済大国、美しい誤解もあるようだけどそれこそ日本でいいのだ。

福島香織さんの北京から発信しているブログを見つけた。
新聞記者である彼女の透明な目線。
「しっているかい?日本では地震のとき学校で避難するんだそうだ。」
そんな小さな声も聞き今後国に対する矛盾も吹き上がってくるだろうと懸念している。
並ぶということやボランティアという価値観のない国民が報酬のない献血で辛抱強く並び続けているという記事もあった。
彼女の好きな言葉がいかしている。
「逃げない、はればれと立ち向かう」(岡本太郎)

阪神大震災での反省やノウハウが新潟地震で役立ったと聞く。
規模が違いすぎるけれど四川大震災でも少しでも役に立てれば中国人の日本人に対する感情に雪解けがくるのではと願っている。
そしてわたしが出来ることは関心を持ち続けることだ。
まりりん

まーちゃん

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