つぶやきまりりん

群れない 慣れない 頼らない (堀文子)

2008年04月

kyousai

今わたしは最高に気になっています。
「泣きたくなるほど、おもしろい。」
ってどんなんだろう。
河鍋暁斎

いままで日本画にまったく興味がありませんでした。
中学の美術の時間にはどんな人だったかとか絵心とか出てきません。
ただ試験のために作者と作品の名前と年号を覚えただけです。
平面的な絵に魅力をかんじなかったのです。

昨夜テレビでみた新日曜美術館
お友達がメールをくれました。
「コンドルの師匠さんやってるよ。」

先日訪れた六華苑にはコンドルの画いた三枚の日本画の写真がありました。
洒落が効いておもしろい。
一目見て心惹かれました。

暁斎にかかればみんな妖怪。
世相を皮肉り、そしてあまりにも激しく画に没頭するので画餓と呼ばれたそうです。

一歩動き出すとそこからいろんなことにつながっていく。
連休に京都まで行けるかどうかわかりませんが、なんとしても行きたい病が始まってしまいました。
どうしたらおのぼりさんのわたしが無理なく安くいけるか。
それを考えるのもわくわくします。

金銭的にも日程的にもきついものがありますが久しぶりに誰かを思う気持ち。
まるで恋みたいです。

桑名転々

旅番組を見て一目ぼれした建物。
「連れてって。」と桑名在住のお友達にメール。
念願が叶いました。
そしてやっぱりわたしは雨女でした。

予約しておいてくれた蕎麦料理「川喜多」の懐石料理。
手作りの器に上品に盛り付けられていました。
ここだけの話、きゅっと熱燗に合いそうです。
しゃべりたいことがいっぱいあってお料理を目で楽しむこと忘れていました。

期間限定公開の諸戸氏庭園
お友達はこの庭をわたしに見せたかったそうです。
桜の季節は終わって、菖蒲や藤にはちょっと早かったけれどすずらんのような小さな白い花のついた木を見つけました。
紅葉の季節もきれいだろうな。

そしてあこがれの六華苑
明治から大正に建てられた塔のあるブルーの建物。
ジョサイア・コンドルの手がけた建物はこの地方では唯一だそうです。

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清六とコンドルの人となりを熱く語る案内人のおじさん。
貴重な体験をさせていただきすごく楽しかったです。

100年近く前からある洋式の水洗トイレ。
空間に浮かぶコノ字型の階段。
湾曲したガラス窓。
白と黒のタイルのコントラスト。
その洋館は15片の菊のご紋の日本家屋へと続き、蔵へともつながっているのです。

その土地にそのまま大切に残る貴重な建物。
昨年訪れた豊橋のハリスト教会が最近重文になった記事を新聞で見つけました。
なんだか知り合いのお宅が褒められたみたいです。
今日からは六華苑もお知り合いのお家です。

受付で見つけた古川美術館のポスター。
お!
ここも菖蒲がきれいだそうです。
六月の週末お散歩決定です。

*****

人それぞれ幸せの形は違う。
自分の考えに固執すると抜け出せなくなっちゃう。
それでも日々ちゃんと生活しているじゃん。
一緒に小さな旅に出よう。
きっと晴れるから。

一億百万光年先に住むウサギ

樹齢何百年の巨木にはもしかしたら精霊が宿っているかもしれないけれど、妖精や妖怪はまだお目にかかっていないので半信半疑。
それでもムーミンやトトロにはできたら会ってみたい。

時々何かの視線を感じることがある。
振り向いても誰もいない。

一億・・・に住むウサギは「星磨きはいりませんか?」とささやくそうだ。
その星を磨いてもらうと恋が叶うらしい。
物語ではドイツのおとぎ話だという。

恋はしちゃったのが恋。
しようと思って出来るものではない。
わたしにも遥か昔10代の頃があった。
恋をしたわたしを応援してくれた友達。
友達はウサギだったのかな。

その時勇気を持って告白しなかったら、他の人に恋をしていたらといろんな分かれ道がある。
わたしが選んだ道は、それはそれで面白かったしきっとこれからも・・・。
人との出会いはわたしにとってただの偶然ではないはず。

この物語にはドリスデイのケセラセラが何度も出てくる。
いつかじっくりとアゲインも聞いてみたいな。

そして今、わたしたちに子供がいる。
彼らは私にこう尋ねるの、大きくなったら何になれるの?
ハンサムになれる?お金持ちになれる?
わたしは子どもたちに優しく言うわ。
ケセラセラ、なるようになるわ。
先のことことなどだれにもわからない。


ライナーノートの訳詞にはそうか書かれているそうだ。

洋楽を買うときはできることならライナーノートが欲しい。
訳詞を読むのが大好きだ。

きっと作者もLPを聞きながら訳詞を読みこの物語を思いついたのだろう。
けっしてCDではないはずだ。
ノイズまでもが心地いい、そんな声にお酒に酔いしれて夢をみてみたい。


那須田 淳 著

彼の「ペーターという名のオオカミ」もおススメです。

トワイライト

わたしが郊外にあるニュータウンに引っ越したのは小学校五年生だった。
それも六月。
四月に開校した小学校では毎月のように何棟か建ち毎月のように転校生がきた。
それまでは長屋に住んでいたので階段のある家にわくわくした。
階段といっても家の中ではない。
同じ団地でも分譲と言われどこか誇らしげだった。
四階に住むことになったわたしはベランダからの眺望をぼけっと眺めているのが好きだった。
電話はまだ抽選の時代で我が家の玄関に鎮座したのはその次の年だったと思う。
和式の汲み取り式からはじめて見る洋式トイレに戸惑いあの便座に足を乗せたのはわたしだけではないはずだ。

中二の時もう一間広い間取りに引越し、社会人になった年にはまたニュータウン内で引っ越した。
結婚してお産で三度里帰りをし、三人の祖父母をおくったのもその家だった。
その後両親は海のそばに住みたいとまた引っ越した。

わたしにとってのふるさとは育った団地ではなく毎年帰省していた広島で、今はもうない。

結婚してからは社宅を転々とし終の棲家になればと9年前に中古のマンションを買った。
子供にとってここがふるさとになっているかどうかはわからないけどあの五年生の時の眺めだけはどうしても譲れなくてここに決めた。
そして今度は家の中に階段があることも。

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「トワイライト」はそんなわたしそのものの物語。
郊外にあるニュータウンの小学校。
今は子供たちの姿を見ることもなく廃校になった。
四十歳になったらタイムカプセルを掘り起こそうと同窓会が開かれる。

あなたたちはいま、幸せですか?
痴情のもつれで亡くなった担任の先生の手紙が出てくる。

タイムカプセルに入れる時は無意識でも時を経ると俄然それがまるで暗示していたかのように意味のあるものとして出現する。

巨人ファンではなかったけどピッシャー堀内、キャッチャー森、ファースト王、セカンド土井、サード長嶋、ショート黒江、レフト高田、センター柴田、ライト末次。
なんでまだすらすら出てくるんだろう。
二年後開校したばかりの中学に上がったわたしはサインはVやアタックNO1のバレー部でもなく、エースをねらえのテニス部でもなくソフト部に入部した。

物語とわたしの中の思い出が近づいたり離れたりする。
70年ぎりぎり少女だったわたし。
小中学校の同級生であのニュータウンに住んでいる友達はもういないだろう。
転校生どうしの通過点でありふるさとにもならない街。
いつか歩いてみようかな。

重松 清 著

*****

<追記>

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歩いてきました。
木々は茂りそこには40年目の風格がありました。
バス停からの道をたどると記憶がよみがえります。
小学生の頃住んでいた建物はピンクに塗られていました。
「おいおい、ピンクはないよ。」
不思議なことに建物より歩いていた道や木々に心奪われうるうるするんですね。
少女のわたしはその道をいつも走っていました。

たそがれ時、我が家にたどり着きました。
風が心地よく吹いていました。
わたしのふるさとはここだったんですね。
ちゃんとわたしの家を見つけました。

わたしのメタボ対策

近所のガソリンスタンドがセルフになりおそるおそるトライしている。
不安げな様子にお兄ちゃんたちが親切に付き添って教えてくれる。
静電気で火事になるとか妄想が膨らんでいたけどなんとかなるもんだ。

体重はそれほどでもないけれど体脂肪率が33パーセント。
メタボ対策にカーブスに通いだした。
わたしを後押ししてくれたのはテレビで見たメタボ猿
塀の中で人間が投げる餌を食べ続けていたらお腹がみごとにたれて地面をすっている。
餌を取り上げるボスほどそれが顕著だ。
わたしは我が家のボス猿だと思ったらこれはいかんと決心した。
飽き性を自認しているのでずっと迷っていたけれど案外わたしに向いているみたいだ。
時間に拘束されたり誰かといつも一緒というのが苦手なわたし。
自分の行きたい時間に三十分、週三回が目標。
ちょっと物足りないぐらいが続くかもしれない。
ウエストはまだ変化がないけれど、太ももがしまってきたのがわかる。
ぱつんぱつんのスパッツのようだったジーパンが少しだけゆったりしてきた。
お水をその間に500ml飲むのだけれど最初はそれがなかなかきつかった。
汗をかけないので今はトイレが近い。
心拍数も上げなくてはいけないのだけどそれもまだまだ。

一年通っているお友達は三ヶ月頑張ったら去年の服が着れるからと励ましてくれている。
先輩がいることはありがたい。
駐車場つきだけど歩くと三十分の場所にあるので歩こうかな言ったら、それはまだやめといたほうがいいととめられた。
ちょっとだけ努力するのがいいそうだ。

一ヶ月5900円
週三回通えば一回500円。
そのあたりも主婦心をくすぐる。
何よりも先生が教え上手で褒め上手だ。
習い事が好きで褒められるとうれしくなるわたしはそれだけで充実してしまう。

四月って新しいことを始めたくなるんだよね。
以前の洋服が着れるようになれば洋服代も浮く。
娘の着古した運動靴に高校のジャージを拝借。
お水を飲むようになったらビールをさほど飲まなくなった。
相変わらずおいしいものをたらふく食べているけれどそれをやめる気はまったくない。

まだツレアイさんには内緒。
ある日「あれっ、もしかしてやせた?」そう言わせたい。
最近単身先から帰ってくるとわたしのお散歩に付き合ってくれる。
夕方だと近所の居酒屋が目的地になるけどそれも悪くない。
一生懸命はどうも苦手だけどご褒美のある一緒に懸命はいい。
まりりん
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