2007年10月

おもひでぽろぽろ

このアニメ映画をみるのは何年ぶりだろう。
レンタルビデオを借りてきた時子供たちと三分の二を四分の一で割るとなんで大きくなるんだろうと結局わからなかったことを思い出した。

「まあいいじゃん。
難しい事は考えずに割り算はひっくり返して約分してかければ。」

さっさとあきらめるB型の私と次女と長男。
その横でAB型の長女はあきらめずに広告の裏にりんごの絵を書いてぶつぶつ言っていた。

分数の割り算なんて日常ではありえない。
三分の二のりんごを四人で分けることはあったとしても・・・。

その性格は今も変わっていない。
長女は今も相変わらず物事を分析しようとするし、次女はわからないものはわからないのだからわかるものだけわかっていればいいし、長男は物事には理屈があるからそれを納得できれば忘れることはないようだ。
子供ってそれぞれ違うからおもしろい。

おもいでぽろぽろの主人公のたえこは二十代後半のOL。
10歳の自分をつれて旅に出る。
三姉妹の末っ子。

長女だったわたしはいつも先回りして気を利かせたつもりがおせっかいだったことが多く反省はしてみるもののすぐに忘れてまた同じことを繰り返す懲りない「おっちょこちょい」の子供だった。
きっと今もそれは変わっていない。
だた最近はちょっとだけいい子を辞めた。
無理をしないこともできるようになった。
力が抜けた生き方は人の優しさを感じることが出来る。

エンディングまできちんと見ていなかったおもひでぽろぽろ。
そうか、そうだったのか。
すごく得した気持ちになった。

このジブリ映画。
鉄子にはたまらない。
列車も駅舎も風景も・・・。

わたしよりちょっと年上のたえこ。
なんせ五年生で脱脂粉乳を飲んでいるのだから。
今はどんなおばさんになっているのだろう。
田舎暮らしをしながら日々丁寧に生きてるのだろうか。
ひょこりひょうたん島の歌を口ずさみながら・・・。

♪苦しいこともあるだろさ?
 悲しいこともあるだろさ?
 だけどぼくらはくじけない?
 泣くのはいやだ笑らっちゃおう?♪

七五三

扇子を広げてご満悦のかーくん。
雨の中の七五三です。

ドタバタの五年間でした。
小さな命を家族総出で育んできたような気がします。

「大きくなってありがとう」
まーちゃんはそれにつきます。

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1973

最近、洋楽CDの新譜を買うと婿さんとかぶるので待っているとプレゼントしてくれます。
もちろん私も無理やり押し付けたりしていますが。

ジェームスブラントの新譜
今朝もテレビで歌っていましたね。
大学に行くために軍から奨学金を借りたのでそれを返すために従軍した話をしていました。
戦車にギターをのせて・・・。
そして後輩達のために戦地で歌う念願が叶ったそうです。
イラクに派兵されてるアメリカ軍の若者のほとんどもそうなんですよね。
戦争をしたい人はけっして現地には行かずこうして才能のある若者が心を病んだり命を落している現状を悲しく思います。

防衛庁から省にいつのまにか格上げしてしまった日本。
料亭やゴルフでおねだりするだけでなく誇りである九条を守る紳士であって欲しい。

1973年。
まりりんは中学生でした。
みなさんは・・・あ?生まれてないか。

お散歩

♪流行おくれの恋の歌
今も君は口づさむ
季節はずれの風が吹く・・・・・

これは、これは火の玉ボーイじゃん。
映画館でみた予告編。
この歌を聞くだけでもいいから観たい。
孤独な男二人が東京を散歩するロードムービーです。
原作は藤田宜永のミステリー「転々」。
大好きなお話です。

土地の名前が出てくるっていいですね。
その土地を知らなくても歩きたくなってしまう。
東京に住んでいる人がこの映画をみたらたまんないだろうな。

そんな訳で昨日はお天気がよかったので無性に散歩がしたくなった。
下駄箱からVANSの運動靴を引っ張り出す。
猫のように直線で歩いてみる。
お墓を通り抜け、住宅街をぎざぎざに進み、公園を突っ切って大通りに出る。
いつもは車で通り過ぎる道が歩いてみると怖かったりする。
橋を渡り風を感じる・・・けどあぶくの川は臭い。
でもそこにもブルーシートのおじさんたちのお布団が干されている。
朝晩はこれからきついだろうなと心配になる。
図書館まで片道20分ちょっと。
お散歩にちょうどいい距離じゃん。
カードを作り文庫本を三冊借りる。
ついでに新刊を申し込む。
なんと八人待ち。
来年になるそうだけど、すんなり読めないのも楽しみ・・・。
帰りは近所の農家の人たちが野菜や卵を持ち寄っているお店をのぞいて粒の揃わないみかんと生みたての小さな卵を買う。
家にたどり着くと二時限目をさぼった息子が起きていた。
「卵かけご飯食べる?」

クワイエットルームにようこそ

爽やかな秋晴れ。
こんな日に歩かないでいつ歩く。
目的がないと歩けないまりりん。
そうだ!大好きな映画を観に行けばいいんだよね。

原作、脚本、監督と多才な松尾スズキの「クワイエットルームにようこそ」。
大根だった(ごめんなさい)内田有紀がすごい女優になっていました。
それぞれの役者さんがイキイキして愛しくて存在感いっぱいで、そのまま原作から飛び出したみたいでした。
松尾スズキの頭の中が言葉になりセリフになり映像になるんですから、こんなに贅沢なことはありません。

タブーとされている精神科閉鎖病棟。
それぞれの孤独を抱えながら心病んだ人たち。
痛いけれどうるうるしながら笑ってしまいました。
もがきながらうっとおしがられながら生きてやろう。
それが何よりも素敵なのです。
まりりん

まーちゃん

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