俵万智さんの短歌が好き。
その俵さんが小説を書いていた。
映画化や文庫化ではじめて知ったのだけど随所に織り込んだ短歌がいい。
二人の男性の間を自然体で行き来する主人公。
妻の立場で言えばいいとこどりじゃんと憤慨するべきところなのになぜだか憎めない。
久しぶりの恋愛小説にはまってしまった。
わたしは学生の頃からの付き合いで結婚してしまったから他の恋愛を知らない。
それがいいことだったかどうか。
でも子供達に出会えたことはわたしの快挙だと思っている。
俵さんがシングルマザーになっていたことをあとがきで知った。
詳細はわからないけれどタイムリミットを前にものすごく悩んだはずだ。
たった一人で困難を引き受けて命を継いだことで彼女の短歌はもっと深くなるだろう。
そう思ってこの小説を読むと女の生き方はいろいろあるんだと思える。
計算ずくめの生き方は好きじゃないけれど自分に正直なかたくなな生き方は好きだ。
恋愛にはルールがある。
知らなければないのと同じ。
でも妻は気づかないふりをしているだけ・・・。
文庫本を開いて缶のまま飲むビール一人暮らしは旅に似るかも
家でビールを飲むときわたしは缶のまま飲む。
でもダンナにはグラスを冷やして缶といっしょにテーブルに置く。
「注がれるの好きじゃないんだ。」
なぜかその言葉にぎくりとした。
それが恋人から家族になった瞬間だったかもしれない。
ビンビールから缶ビールにいつのまにか変わっていた。
気遣われたり気遣ったりするよりも自分の飲みたいように飲む。
家族だから無理しない。
黙々と食べて目線はテレビ。
ダンナはテレビの前でうたた寝をしてわたしは文庫本を持ってベットに転がる。
今はどちらかというとそれが心地よかったりもする。
三回食事をするより、一回お酒を飲むほうが、その人のことがよくわかる。
そして三回お酒を飲むより、一回旅をするほうがさらにその人となりが見えてくる・・・。
最近飲み友達と旅をした。
二度目の旅も目前だ。
恋人ならその続きがあるのだろう。
三回旅をするよりと・・・。
恋愛には縁はないけれど価値観や距離感が似ている女友達っていいもんだ。
無理に言葉を捜す事もない。
そこには風景と美味しい料理とお酒がある。
『トリアングル』
俵 万智 著
その俵さんが小説を書いていた。
映画化や文庫化ではじめて知ったのだけど随所に織り込んだ短歌がいい。
二人の男性の間を自然体で行き来する主人公。
妻の立場で言えばいいとこどりじゃんと憤慨するべきところなのになぜだか憎めない。
久しぶりの恋愛小説にはまってしまった。
わたしは学生の頃からの付き合いで結婚してしまったから他の恋愛を知らない。
それがいいことだったかどうか。
でも子供達に出会えたことはわたしの快挙だと思っている。
俵さんがシングルマザーになっていたことをあとがきで知った。
詳細はわからないけれどタイムリミットを前にものすごく悩んだはずだ。
たった一人で困難を引き受けて命を継いだことで彼女の短歌はもっと深くなるだろう。
そう思ってこの小説を読むと女の生き方はいろいろあるんだと思える。
計算ずくめの生き方は好きじゃないけれど自分に正直なかたくなな生き方は好きだ。
恋愛にはルールがある。
知らなければないのと同じ。
でも妻は気づかないふりをしているだけ・・・。
文庫本を開いて缶のまま飲むビール一人暮らしは旅に似るかも
家でビールを飲むときわたしは缶のまま飲む。
でもダンナにはグラスを冷やして缶といっしょにテーブルに置く。
「注がれるの好きじゃないんだ。」
なぜかその言葉にぎくりとした。
それが恋人から家族になった瞬間だったかもしれない。
ビンビールから缶ビールにいつのまにか変わっていた。
気遣われたり気遣ったりするよりも自分の飲みたいように飲む。
家族だから無理しない。
黙々と食べて目線はテレビ。
ダンナはテレビの前でうたた寝をしてわたしは文庫本を持ってベットに転がる。
今はどちらかというとそれが心地よかったりもする。
三回食事をするより、一回お酒を飲むほうが、その人のことがよくわかる。
そして三回お酒を飲むより、一回旅をするほうがさらにその人となりが見えてくる・・・。
最近飲み友達と旅をした。
二度目の旅も目前だ。
恋人ならその続きがあるのだろう。
三回旅をするよりと・・・。
恋愛には縁はないけれど価値観や距離感が似ている女友達っていいもんだ。
無理に言葉を捜す事もない。
そこには風景と美味しい料理とお酒がある。
『トリアングル』
俵 万智 著