2006年06月

ビール指数

ビール指数はどんどん上がり今日は100でしょう。
茜色の夕焼け空を眺めながら夜風とともにだんだん暮れていくビヤガーデンが恋しくなります。
昨年はお友達に生ビールと黒ビールのミックスがたまらない事を教えていただきました。
楽しみにしていたビール電車は私の都合で延期。
ごめんね。

近所には相撲部屋ののぼりがはためき早朝からぶつかり稽古をしています。
夏本番!

スーパーで枝付き枝豆発見。
豆の味が違うんです。

イルカ

妊娠中どんな気持ちだったか思い出す本を読んだ。
つわりはひどかったけれど体も心も満たされていた。
いつもお腹をさすって大丈夫よって声をかけていた。

自分の中に宿った命。
この感覚を味わいたくて三人の子供を産んでしまったようなものだ。
お金が許せばもう一人ぐらい欲しかった。
今では学費の工面で二人にしておけばよかったって思う時もあるけれど・・・。

女の子を産んだときこの痛みを味わうのかとかわいそうになった。
できる事ならかわってあげたいと・・・。
そして自分の誕生日は母への感謝の日だと気付かされ命をつないだことでなぜかほっとした。

女から母になることで怖いものはなくなる。
どんなことも受け入れる強さと潔さ、諦めさえも・・・。

子供さんを亡くした人は身を裂かれる思いだろう。
自分を責め続け守れなかったことを悔やむだろう。

少子化の覚悟というコラムを読んだことがある。
少子化とは一人で生きていく決心をする事だと。

もちろん子供は自立して親から離れていく。
一人という意味では同じかもしれない。
でもこの世に血のつながりがあるのとないのでは温度が違うような気がする。

生き物としてあたりまえのことがあたりまえでなくなってしまった世の中への願いを込めて。


「イルカ」 よしもとばなな 著

五億円

ご、ごおくえん。
村上ファンドさんの保釈金。

この人、どう見ても人間味がうすい。
どうしてだろう。
ホリエモンはもちろん行き過ぎちゃったけれど、乗せられやすくお調子者の要素もありどこか憎めなかった。

オリックスも日銀総裁もからんでいそうだ。

「ふふふ、おぬしも悪よの・・・。」

昨夜お知り合いからメールをいただいた。
水戸黄門の悪役をされていて先日亡くなられた川合伸旺さんから色紙に言葉を頂いたことがあるそうだ。

テレビ局を敵にまわしたホリエモンよりタイガースファンのおっちゃんたちを敵にまわした方が保釈金が高いと言うのはどこか小気味いい。

「まりりんも悪よの・・・。」

まあ、罪の大きさより資産の違いなんだろうけど。

孤独のエネルギー

奈良美智さんのドキュメンタリーを見た。
奈良さんの描く少女はいつも何かを秘めてこちらを見つめている自画像だそうだ。

奈良さんを絵に向けさせるエネルギーは孤独と疎外感。
最近の多くの事件は孤独と疎外感から憎しみを他人に向けたものだ。

その違いは表現方法をもっているかどうか。
画家は描かないわけにはおれない。
作家も書かないわけにはおれない。
音楽家は奏でないわけにはおれない。
その表現が生活していけるだけの糧になればそれ以上は望んでいない。

だからこそ人の心を打つのだろう。
あの少女のアクリル画は何重にも塗り重ねられていた。
一度で完成させたらそれは塗り絵でしかないという。

私は出来上がった表面しか見ていなかった。

名古屋で展覧会があったら本物をみてみよう。
そこから感じるものを目に焼きつけ心に刻みたいから・・・。

週末

週末、ダンナは仕事で帰っていった。
次女はバイト、息子はサークル。

今日は一人だし気になっていた映画ヨコハマメリーを観に行こうと思ったら金曜日で上映は終了していた。
縁がなかったんだとがっかりしていたらまたお盆のころに再度上映するらしい。

そんなこんなで初恋をみてきた。
私が10歳の頃起きた三億円事件。
派出所にはあの白バイ姿のモンタージュが貼ってあった。

もし犯人が女子高生だったら。
そんなお話だ。

父が亡くなり母は兄だけを連れて家を出た。
預けられた親戚の家では居場所がない。
そんな時憧れの人からお前が必要だと言われて事件に加担する。

三億円事件では誰も傷つけず、保険がおりて損害はなく、そしていまだにそのお金は使われてないと言う。
ただ権力に対しての抵抗。

成功した後頭をなぜられて満面の笑みの少女。
少女の欲しかったのはその手のぬくもり。
そして行方不明のその青年にとっても初恋だったと残された本の走り書きで知る。

あの事件から38年。
宝くじで三億円の言葉を聞くとあの時効になった三億円はどこにいったのだろうと時々思っていた。

あの事件も初恋も実らなかったから永遠なのかな・・・。
まりりん

まーちゃん

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