2006年02月

おでん缶

朝の情報番組によるとおでん缶がひそかなブームらしい。
しかもそのおでん缶は秋葉原と大須の自販機でしか売っていないとの事。

しまった。
ジャンク好きのダンナに付き合って先週大須のアメ横に行ったばかりなのに。
私は新製品が好きなのでいつも別行動。
カタログを片手に店員さんに説明を求めるおばさん。(ひやかしではなく興味深々だけどお金がない)
お互い飽きた頃に合流する。

先週はウイルコムのW?ZERO3にはまってしまった。
携帯なのにパソコン機能がありキーボードで入力できる優れもの。
ワード、エクセル、パワーポイントの編集も・・・。

「入院したら買って?。」っておねだり。
ポータブルDVDが発売された時も同じセリフを言ったっけ。
もちろんダンナは「当分いらんね。」

今度大須に行った時は熱々のおでん缶を休憩所で食べてダンナを待っていよう。
おでん缶は「お電館」らしい。

♪ダバダ?ダバダ?ダ?

♪ダバダ?ダバダ?ダ?
宮本亜門さんのドキュメンタリーをみた。
ブロードウエィで唯一認められた日本人演出家。
「太平洋序曲」の密着。

いつか観てみたいな。
亜門さんも同い年。
今年に入ってからわたしのアンテナに引っ掛かるのはなぜか同い年の人。
そして表現している人。
そしてあきらめないしつこさを持っている人。

太平洋序曲は150年前ペリー来航に始まる。
初めてアメリカの脅威を感じそして今も尚イラクに自衛隊派遣をしている日本。
歴史とは面白い。
ずっと続いていたのだ。

日本人演出家の感覚をミュージカルでみたアメリカ人はどう受け止めたのだろうか。
日本人はいつもその行間や間合いを大切にする。
言葉にしない部分こそ品格があり真髄があるとアメリカ人にはない部分に観客は気がつき始めたと批評していた。

冬季オリンピックのニュースを見ていても横断歩道の塗り替え作業を今日もしていた。
愛・地球博でも閉会前にやっと完成なんて国もあった。
いろんな価値観があっていい。
ただそこに倫理はあるべきだと思う。
それをモラルというならば・・・。

廃品回収

朝からせっせと新聞と広告に分けてしばり、そのままベランダに放置していたみかんのダンボールをつぶし回収場所へ三往復。
そこは私にとって宝の山。
近所の人が出した本をつい物色してしまう。
誰かがいればその誘惑から逃れることも出来るのだけど三回目に行くと誰もいなかった・・・。

私たちを拾って?。
そんな声が。

新書の束を持ってきてしまった。
マニアックなものばかり。

「勝負と芸 わが囲碁の道」
「死ぬための教養」
「ドイツ音楽」
「狂牛病」
「転換期の中国」
「ローマ人への20の質問」
「天気情報の見方」
「仏教入門」
「ワインの常識」
「日本酒」
「世界経済入門」
「フランスの憂鬱」
「ロシア経済事情」
「キリスト教図像学」
「音楽の歴史」
「裸の王様」

以上はまだ新しいもので中には1962年発行で130円なんて「ルソー」1964年発行「忠臣蔵」などなどどこが新書なんてのも数冊。

子供の頃夏休みに帰省すると、戦死したおじいちゃんの本棚を漁っては旧仮名を読み飛ばしながら読みふけっていたのを思い出してしまった。
祖父は戦前は書記官で満州を行ったりきたりしていたらしくそんな本を眺めているだけでおもしろかった。

この本を廃品回収に出したのはどんな人なんだろう。
酒飲みで外国に興味津々な白髪のダンディーなおっちゃんを想像してしまう。
もしかしたらジャズのレコードに針を落としながらソファーでブランディー片手にくつろいでいたりして。
それとも亡くなって奥さんに整理されてしまったのか。

ちょっとだけその謎のおっちゃん?の世界を覗いちゃおう。

ダンナはジャンクコーナーでガラクタを買い込み、私は本屋さんでも誰かが捨てた本でも見過ごす事が出ない。
だから我が家は片付かない・・・。

おめでとうと言えなかった

三年半前、妊娠のわかった長女に真っ先におめでとうと言えなかった。
それを心のどこかで悔いている。
学生で相手もまだ働いておらず私の口から出た最初の言葉は「どうしたい?」だった。

「風のハルカ」のアスカに赤ちゃんができた。
仕事を放り出して駆けつけた木綿子さんの気持ちが痛いほどわかる。
テレビを見ながら涙がこぼれた。

休学を申し入れた時、初めて大学の先生に「おめでとう。待ってるからね。」の言葉をかけてもらった。
その言葉が本当にうれしかった。

先行きの不安ばかりで一番大切なことを見失おうとしていた私。

今なら言える。
「アスカちゃん、おめでとう。」

ふくろう

ちょっと前、邦画「ふくろう」を観た。
主演は大竹しのぶ。
大竹しのぶは私と同じ年。
青春の門の体当たりの演技のころから天才だった。

ふくろうはまるで舞台のような映画。
ブラックユーモア満載のサスペンス。
監督も役者も上手すぎてすごく贅沢な映画だった。

最近本も出したらしい。
テレビでも大竹しのぶをよく取り上げている。

三人の才能ある男性との結婚や死別、再婚、離婚、同棲。
どんな時も誰かにもたれかかり頼るのではなく一生懸命な彼女の生き方が好き。
自分を一番愛し、二人の子供を愛し、女優としての仕事を愛し、人を愛してるんだな。

テレビでステキなコメントをしていた。
結婚は二つの○がすべて重なるのではなくちょっと重なった部分を大切に出来るかどうか。

二十代、三十代の頃だったらその言葉が理解できなかったかもしれないけれど今ならすごくわかる。
私のような平凡な主婦でもそれなりの人生経験を積んできたことを誇りに思い、五十代に向けてもっともっと自分の事を愛しく思える生き方がしたい。
まりりん

まーちゃん

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