2005年11月

母の気持ち

お友達から聞いた話。
そのお友達のお友達のお嬢さんが学生結婚をして来年には赤ちゃんが生まれるそうです。
その話を聞いたとき三年半前を思い出していました。
ちょうど日韓のワールドカップで盛り上がっていた頃です。

そのお嬢さんはまず彼氏のお母さんに相談したそうです。
なんで?
母親は娘の一番の相談相手でありたいのに・・・。
先輩の女として母として。
そのお嬢さんのお母さんの気持ちにを思うと寂しくてたまらないのではと胸が痛くなりました。

もちろん将来を考えて反対したかもわかりません。
でも最後は娘の気持ちを尊重するはずですから。

その彼氏のお母さんは同居してちゃんと復学して卒業して就職することを前提に全面的に協力してくれるそうです。
お嫁さんとしてこんなに幸せなことはありません。
娘もそうでしたから。

でもある日突然娘を嫁がせなくてはいけない気持ち。
せめて一晩でもいいから一緒に悩む時間ぐらいあっても・・・。
すべてが決まった後で嫁ぎ先のお母さんから聞かされたら・・・。

「産後も帰ってこないかもしれないんだって。」
・・・そんな。

お嬢さんのお母さんは仕事を持っているそうです。
お婿さんのお母さんは専業主婦。

仕事をしながらでもちゃんと産後の協力は出来ます。
私もそうしました。
お産に実家に帰るのは、もちろん母体をリラックスさせて大仕事を成し遂げた娘のためでもあります。
娘が実家に帰ることは母親としても嫁いだ娘とその赤ちゃんを独占できる貴重なひと時です。
そのひと時が母から娘へ、そして娘から赤ちゃんへの命の繋がりの尊さを感じさせてくれます。
そして娘は娘であっても奥さんでありお嫁さんでありお母さんなんだと母親として納得してけじめをつけるための時間なのです。
お宮参りをして嫁ぎ先に戻る時にやっと気持ちに整理ができます。

私も経験するまでわかりませんでした。
私自身実家に三週間いて戻りました。
早く戻ってきて欲しいと言っていた夫のことも気になったし、三月にまたがるといけないなんて迷信にも振り回されていました。

早々に戻ってしまった娘の私の事を母はどんな気持ちで何も言わずに送り出してくれたんだろうとやっと気がつきました。
ごめんね。
大切に育ててくれたのに。
せめて一緒にお宮参りをすることが娘としての親孝行だったね。

おばさんの隠れ家

テレビやネットで見てから気になっていたかまくらに行って来ました。
おばさんのランチタイムです。

階段を上がると入り口が二つ。
最初に開けようとしたのはお隣のお店。
目指すかまくらのドアが開かない。
押しても引いても・・・あれっ。
がらがらっと引き戸でした。

いろりがあったり階段ダンスがあったり、大正ロマンが近いけどでもちょっとアジアの雰囲気も。
久しぶりのランチは(そのお友達とは)ちょっと贅沢をして1800円也。
少しづつ洋食あり中華あり和食ありデザートもありで器もこっていてまさしくおばさんの隠れ家です。

開店まじかに入ったのでよかったのですが、後は予約でいっぱい。
次々に断わられていました。
難を言えばちょっと冷えました。

やさしい味付けのちょっとした贅沢、いいお店を見つけちゃった気分です。

******

今日は次女のお誕生日。 
奮発してシェ・コーベのモンブランをホールで買いました。
今日中に帰ってくるかな?

電車男とかー君男

電車男のかー君とかー君男のじいじ。
念願の電車に乗ってセントレアに行って来ました。
もちろん二人ではややこしいので私もお供。

Nゲージのミュー快特を握り締めたかー君は興奮状態。
同じ電車に乗ってうっとりとしていました。

飛行機に興味なし。
離着陸よりも貨物を運ぶ貨車の方がお気に入りで釘付けでした。
国内線ロビーからは電車が見えるので大満足。

「電車乗ったね?。」
「うれしかったね?。」
何度も口にしていました。

今日はじいじの誕生日。
大喜びのかー君と過ごせる事が単身赴任で帰省する一番の楽しみなのです。
コンサートのチケットとかー君と一緒に過ごした一日。
最高のプレゼントになったかな。

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至福の時

美味しかった?。
「とろけますね。」
何度そう言った事だろう。

職場の忘年会だった。
もちろんご招待。
自分達ではけっして高価で行けないような所。

今回はお鮨。
寿司懐石。
前菜から始まりたっぷりのわさびをくるんでいただいたトロは口の中で本当にとろ?っと溶けた。
あわびはまるまる一個がやわらかく煮てあり、毛蟹はちゃんとほぐしてあって、海老の塩焼きは味噌までいただいた。
お鮨は最後に出た。
美味しいものを先に食べるか後に食べるかうにを前にちょっと悩んだ。(私はもちろん最後に食べる派です。)
季節外れのメロンはジューシーだった。

ビールで乾杯し日本酒(丸鮨まるやま貴珠 大吟醸・生酒(岡山) 郷乃誉 花薫光  純米大吟醸・生(茨城)) があまりにもおいしくて、隣に座られた先生が何度もお酌をしてくださるのが申し訳なくて「手酌でいただきますので・・・。」って言うほど。
先生も先生の奥様も飲めないので感激しまくりで食べたり飲んだりする私を見てうらやましいとおっしゃられた。
私にもうらやましいところがあるんだと酔っ払った私はすごく褒められた気分。

家族へのお土産の鮨折りも頂き、先生と奥様は二台の車でみんなを自宅まで送って下さった。

丸鮨でのお食事会が三度目だと20年近く勤めている先輩が言ったので「私もそれを目指して頑張ります。」と言うと高齢の先生は「じゃあもう一回ぐらいは頑張るから協力してね。」ってどこまでも謙虚なのです。

姉歯事件

私にはすごく不思議。
もちろん計算書を偽造した姉歯さんが悪い事はあきらかだ。
でもそれ以上に施行した建設業者。
実際に工事をしていてこんなに鉄筋が少なくて大丈夫なのだろうかと誰も感じなかったのか。

頑固な職人さんがいなくなってしまったのか。

コンピューターの時代。
数字のみが絶対とされている。

団塊の世代は今若者にあわてて技を継承していると聞く。
一人前になるには十年はかかるというがまずは勘のようなものが少しでも身について欲しい。

人は絶対ではない。
間違えたりうっかりしたりする。
だから何重にもチエックしてミスがないように気をつける。

それが仕事の誇りでもある。

一番肝心なお金を生まない面倒な公正な判断までも民営化されている。
民営化することに一理ある。
でも儲けを出さなくてはつぶれてしまう。

信用という大切な心を忘れてしまった日本人はこれからどう生きていくのだろう。
まりりん

まーちゃん

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